◆スタープラチナと承太郎、関係性の謎


「おい、何を変顔してやがる」
「あ、承太郎をからかったわけじゃないの。スタープラチナがね、何か反応しないかなーって」
「アホか」
「だってぇー、私のスタンドは一体型だからー、みんなみたいな相棒的な感じ全然しないしぃー、ちょっと気になるしぃー」
「やれやれ。テメェのスタンドは背中だっけか」
「翼が出てくるの。飛べるし攻撃もできる。でも自分で動かさないとダメというか」
「俺たちだって命令して攻撃に移ってるぜ。まあ意思疎通が一瞬で出来るからそう見えないだけだが」
「違う違う。私はこう、自分で背中を動かさないといけないじゃん?でもスタプラはたまーに自分から動いたりするでしょ」
「いや」
「動くじゃん」
「動かねぇ」
「動くもん!ねっ、スタープラチナっ!」
「だから俺の意思に関係なく動くようなことは暴走でもしねぇ限……り……」
「ほら!今私の手にチュッて!してくれた!ね!」
「あっ……いや……」
「なんで承太郎が照れてるの」
「そりゃ照れるだろうよ。スタンドは俺の精神の具現化であって……その……」
「んー、でも多少独立した思考はあるんでしょ。承太郎が私にこういうことしたいなんて微塵も思ってないんだから私の考えの方が正しい!」
「あ、いや……」
「今度アヴドゥルさんに色々聞いてみようかなー、詳しそうだし」

「…………………………本当はそういうことしたいって思ってるに決まってんだろうが」
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