◆クルセイダース、じゃれる
「わーっはっはっはっは！やはりこういった頭脳ゲームだとわしがトップじゃぁ！」
「くっ……じじぃ……」
「うーん、やられました」
「くっそー。ジョースターさん強すぎだぜ」
「それで、罰ゲームとして我々はどうすればいいんでしょうか」
「今日一日わしのことを全員「おじいちゃん」と呼ぶように！」
「は？」
「なめてんのかじじぃ。俺はやんねーぞ」
「はぁ〜敗者の泣き声がうるさいのう」
「てめっ……」
「仕方ないさ、実際こてんぱんにやられたからな」
「ほれ。試しに一人ずつ言ってみてくれ。アヴドゥル！」
「あの……嬉しいですかコレ。お、おじいちゃん」
「嬉ぴーに決まってるだろ。次、花京院！」
「分かりました。僕も幼いころに祖父が亡くなったので、家族が増えたみたいでうれしいですよ、おじいちゃん」
「おーおー、思わずお小遣いをやりたくなるなぁ。どれ、次ポルナレフ！」
「俺はもちろん呼ぶぜぇ。頼まれれば今日だけじゃなくていつだって呼んでやらぁ。な、おじーちゃん」
「うーん、サービス精神満点じゃな。孫にも見習ってほしい」
「黙れおじいちゃん」
「ぷっ……」
「さり気なく挟んでくるのやめてくれよ」