◆六太郎、鍛える

「ハァーイ、ボブ。ねぇ聞いて!?」
「どうしたんだいキャシー」
「この間友達とビーチへバカンスに行ったんだけど、彼女のナイスバディに浜辺の男をみ〜んなとられちゃったの」
「Oh〜、それはキャシー、君にだって責任はあるさ」
「ええ分かってるのよ。だけどどうしようもないじゃない!?激しい運動や辛い食事制限は続かないもの!」
「そんな君のために今日はとっておきのものを用意した。巻くだけで簡単腹筋運動、マキシマムマックスボディ!」

「……父さん」
「なんだ徐倫」
「買ったら、これ」
「バカいうな」
「昔の父さんの写真見ちゃったのよ……なんていうか……痩せた、いや、たるんだわよね」
「加齢は自然なことだ」
「でもそれに抗う努力をしてこその人間じゃない」
「お前が使いたいだけだろう」
「あ、バレた?」
「お前は少々鍛えすぎじゃないか?一緒に戦って思ったんだが、お前そもそもステゴロで普通に強いよな」
「いやー、友達にのせられてついつい強くなっちゃって……その子、私の割れたお腹カッコイイって言ってくれるからもうちょっと絞ろうかなーって」
「友達というのはこの間ウチに来てた」
「うん」
「日系人の」
「そうそう」
「黒のロングヘアーの」
「その子」
「そうか」






「……もしもし。今番組でやってるマキシマムマックスボディを一つ注文したいんだが」
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