◆アヴドゥル、初心

「……きれい、だな」
「えっ」
「あ、いや!ち、違う!夜景がだ、夜景!」
「そ、そうですか……」
「いや、違わなかった!その……君のことが、綺麗だとは常々……だが、その……」
「は、はい」
「急にこんなことを言って不愉快な思いをさせてはいけないと誤魔化した、だけだ」
「不愉快だなんてそんな……アヴドゥルさんに、褒められただけで私、もう……天にも昇る気持ち、です」
「そ、うか」
「……」
「……」



「ジョースターさん!昨日はものすごく進展しました!」
「ほう、アヴドゥル。ついにキスでもしたか」
「ま、まだそこまでの仲ではありませんよ我々は!ただ、その、彼女に綺麗だという言葉を伝えることが出来まして……」
「……それだけ?」
「はい」
「体に触れるようなことは」
「手すらまだ」
「目を見つめて笑うということは」
「見つめ合うだなんてそれは早すぎます」
「アヴドゥル」
「はい」
「それは、進展とは、言わない」
「ええっ」
「……お前ら付き合っとるんだよね?」
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