◆承太郎、カッコイイ


「承太郎くんとジョースターさんやっぱ似てるねぇ。並ぶとそっくり」
「さすがに七十前の老人と似てると言われるのはな」
「いや、そういうんじゃなくて……あるんだけど……なんつーか、とにかく二人とも美人だよ!うん!」
「あ?」
「睫毛ビシビシだし、鼻筋も通ってるし!」
「男にはそういうときカッコイイって言えばいいんだぜ」
「まあそりゃそうなんだけどさ。なんだろう、かっこいいとかよりも美しいって思っちゃう。美術館の中でポーズ決めてみなよ、展示品だと思う人たくさん出てくるよ」
「カッコイイ、だろ」
「いや、だから……」
「おら、言えよ。それともなんだ、お前の基準値では俺はかっこよくないと」
「ちーがーうってさっきから言ってんじゃん。何急に、何か怖いよ」
「言ってみな。承太郎くんはカッコイイなって」
「へっ。な、何か顔近いよ」
「いいから」
「じょっ……承太郎くんはカッコイイよ?」
「何で疑問系なんだよ」
「カッコイイですはい」
「無理やり言わされてる感半端ねぇな」
「かなり強引に言わせてるじゃん。言うぶんには別にいいんだけどさー、そんな強制されるとなぁ」
「分かったよ。正直な感想を言いな」
「ふつくしい」
「あーそーかよ」
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