用語辞典 | ナノ
魔術一覧

※ネタバレ注意
以下作中に出てきた魔術の詠唱と説明。

魔術とは?
→魔族のみが使える術。人間は使えず、人間から見れば異能であり、畏怖の対象でもある。魔族は基本穏やかな民族な為、普段の生活に使うことが主。井戸を掘ったり、暖炉に火を灯したりするなど。

魔術はどの属性でもいいのか?
→一人が使える魔術の属性は一つ。これは生まれつきで決定する。稀に二つ使える者がいるが、それ以上は居ないと言われている。

魔族であれば魔術は使えるのか?
→魔術に必要なものは魔力と知識。魔族であればすぐに使えるというわけでもなく、一般的な教養が必要となってくる。本を読めば独学でも大丈夫。稀に魔族の中でも魔力を持たない者が生まれるが、そういった者達も魔術は使えない。

魔族は全員魔術師なのか?
→アスペラルにおける「魔術師」という職業は魔術は勿論、薬学や医術知識など幅広い分野に詳しい者とされる。魔術が使える=魔術師ということではない。



「 汝の印を我が識る
  霞む神に我は問う
  母神の御心は我が調べに
  第八番十章の怒りを旋律に
  我は揺るがす奏者なり   」

属性【地】
第1幕にてシリルが使用。一部の大地がうね、角が敵を襲う。中級魔術。

――――――

「 我掲げる鮮烈
  纏うは始原の一
  我の言の葉に従い応えよ
  赤き災禍を汝の身で下せ 」

属性【火】
第3幕にてロゼッタが初めて使った魔術。火の槍が飛ぶ。初級魔術。

――――――

「 放つは幽寂せし天刑
  我散らすは紅雪
  その力落然するは愚者なり
  燃ゆるは灰塵 紅蓮の抱擁
  絶するは凄烈の炎魃
  告げよ汝が名を        」

属性【火】
第3幕でリカードが使った魔術。赤い焔が辺り一帯を焼き尽くす。中級魔術。

――――――

短縮版
「 冷箭たる氷塊
  我紡ぐは失墜の落款  」

正式版
「 冷箭たる氷塊
  蒼き淵をなぞりて奔れ
  我紡ぐは失墜の落款
  囀れ、白弦の独奏歌  」

属性【氷】
第5幕でノアが使った魔術。氷柱が敵を突き刺す。初級魔術。
正式版は第22幕でノア(14)が使用。

――――――

「 謳う風韻 啼く風琴
  誘い舞う神に我(俺)は問おう
  現(うつつ)の苑を囲み隔絶せよ
  断つは優婉の白刃       」

属性【風】
第7幕でリーンハルトが使った魔術。風が吹き荒れ、カマイタチの如く標的物を切り裂く。中級魔術。
※本来なら「我」の部分をリーンハルトは俺と変えている

――――――

「 揺蕩う双頭の火箭 
  第七の射手
  朱を交じりて一線
  集い廻れ     」

属性【火】
第7幕で男の一人が使った魔術。矢を模った火が目標物目がけて飛ぶ。初級魔術。

――――――

「 風疾の壁塁 余殃の鎖鎧(さがい)
  朗誦と贖い乞わん        」

属性【風】
第7幕でリーンハルトが使った魔術。風がまるで壁の様に攻撃を防ぐ。中級魔術。

――――――

「 清らかなる流れ
  其は数多の天恵
  たゆたうと廻れ  」

属性【水】
第9幕でラナが使った魔術。唯一ある治癒系の魔術。対象の自己治癒能力を僅かに高め、痛みを多少和らげる。だが、重傷者を治す事は不可。初級魔術。

――――――

「 繋ぎ止める現の楔 冷冷たる毅然の鏡 」

属性【氷】
第11幕でノアが使った魔術。氷の壁を出現させる防御系魔術。魔力の資質により強度が変わる。本来ならばもっと長い詠唱だがノアは短縮化している。初級魔術。

――――――

「 描け地の礎 縒れ地の隔て
  大地の守禦は拒絶せん   」

属性【地】
第11幕でシリルが使った魔術。土の壁を出現させる防御系魔術。初級魔術内でも随一の硬さを誇る。初級魔術。

――――――

「 出づる白き月影 駆ける青の牙
  担い手は此処に有り
  享受者は其処に有り
  満たせ 巡れ 穿て 徹せ
  凍てつく息吹は汝の災禍か   」

属性【氷】
第18幕でノアが使った魔術。無数の氷柱が矢の様に降り注ぐ。中級魔術。

――――――

「 大地と天を統べし天つ風
  凄烈に集いて歌え
  幽囚たる我が身を贄とせん
  悠久の翠の円環 白き祭祀
  朗々と叫ばん       」

属性【風】
第18幕でリーンハルトが使った魔術。本来なら大旋風を起こす術だが、リーンハルトは作中では室内で使うことで魔術の暴発をさせている。中級魔術。

――――――

「 懐(いだ)く大帝の剣に捧げる火群の一片
  第八の暁紅の騎士
  謡い叫べ真紅の凱歌 
  集え剣鋩 放て光芒 」

属性【火】
第21幕でロゼッタが使った魔術。付加魔術の一種で、数ある付加魔術の中では基礎的な術。

――――――

「 火影は熱を帯び
  瞋恚(しんい)に燃ゆる終止
  下す業火の深意を解せ
  是、猛る炎帝の神威なり  」

属性【火】
第22幕で、五年前のリカード(17)が使った魔術。化現した炎が焼き尽くす初級魔術。

――――――

「 此処に風塵の讃歌紡がん
  第九の速禍の乙女
  世界を嘆く悲哀と熾烈の風沙
  かくも乙女は劔を振り下ろさん 」

属性【風】
第22幕で、五年前のリーンハルト(20)が使った魔術。一陣の風が一箇所を集中的に突き上げる中級魔術。

――――――

「 御手にて導け風の檻輿
  白と翠入り交じりて成す戒め
  汝籠鳥の徒なり       」

属性【風】
第22幕で、五年前のリーンハルト(20)が使用。対象を風が絡めとり、拘束する初級魔術。


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