もしも挙式をしたら3



-兵助編-


「これであらかた計画通り終わったな」
「そういえば、ケーキ入刀のケーキはどの形にしたのですか?」
「普通の四角いタイプだな」
「四角ですか・・・・・。知らない間に決まっていましたので、不安です」
「何が不安なのだ。ほら、こんな感じだとパンフレットが確かここに」
「どれどれ・・・・・あぁ、良かった」
「おい」
「はい?」
「良かったという言葉と安堵の溜息は、どういった意味を含んでいる」
「え、いや、べ別にケーキ入刀を豆腐入刀にしちゃうのではないか?なんて、式でそんな非常識なことをやってしまうのではないかなんて思っていませんよ」
「あのな、豆腐は好きだが、そんなことをするほど常識外れではない」
「ですよね」
「あぁ。豆腐は、コース料理の半分で使うのだ」
「・・・・・ですよね」


兵助はケーキ入刀したのち、新郎新婦で一口食べるのを口いっぱいに頬張れるから豆腐に変えてしまいそう。



(END)
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