入れ替わり1



−八左衛門−


「あっはははは。お、お腹が痛いよ」
「なんだ、勘右衛門。楽しそうだな」
「あ、名前ちゃんになっているハチだ。前髪の一部がはねてるよ?」
「なんでかはねるんだよ。で、何がそんなに楽しいんだ?」
「えっとね、アレ」

そういって指差した方を見る八左衛門は、目を見開いた。

「あのさ。俺、君の事が好きだ。・・・・・これじゃ、ちょっとなぁ。と、突然呼び出してゴメン!!あ、あのな、えっと、そのな。おお俺な、君の事が、気にっ・・・・・気になっててさ。その、つまり、すす好きなn「おほぉー!?!?何やってんだぁぁぁぁ!」」
「竹谷さん、見てわかりませんか?予行練習ですよ予行練習」
「あっははは・・・・・言葉噛むとか、超リアルだよね」
「ツッコミも、そこじゃねぇよ勘!それ、俺の体!!」
「さっきトイレも行きましたし、鏡も見たし、知っていますよ。ずいぶんと・・・・・ですが、持ち腐れですよ、この体」
「おほぉぉーーー!!!!名前は女だから、そんな事言っちゃダメだ!!!!」
「え?でも、竹谷さんもトイレ行ったでしょ?時間的に我慢何でできませんよね。膀胱炎は怖いですよ」
「うっ〜〜/////」
「ですので、かわいい子を代わりにGETして来てあげます。大丈夫です。私なら、きっとうまく演(や)れます」
「大きなお世話だ!」
「え?彼女とか欲しいとか思わないんですか?あ、もしやコッチ系ですか?では、勘ちゃん。いや勘右衛門。もう、気持ちが止まんねぇんだ」
「ま、待ってハチ!お、俺はハチの事、友達としか思えないよ」
「だぁぁー、やめろ名前!!ち、違うぞ勘右衛門!俺は、俺は女が好きだ!!」
「・・・・・その思考は、いたって一般的で、尚且つ正常です」
「・・・・・俺もそんな力説されるなんて思ってなかったよ」
「ですが、私の姿でそう宣言されても、今は同性愛者になってしまいますので気をつけて下さい」
「もう、疲れるこのコンビ。早く戻んねぇかな・・・・・」



(END)
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