遊作とAi
※ラブエレ
※今日は読書の日らしい
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『じゃん!メガネ!』
『で?』
『で?じゃないよ!メガネかけてみたんだよ!どう!?』
『どうとか言われてもなぁ』
『オシャレなカフェテリアを背景にして……本を片手に……ほら、どう?』
『ドヤ顔で全部台無しだぞ』
『もう!アイはわかってない!』
「静かにしろ名前」
『遊作!これ見てどう思う!?』
「なにがだ」
『ちゃんと見て!オシャレなカフェテリア……清楚な服装の女の子……そして手元の本……メガネをくいっと上げる仕草……』
「またに見かけるな」
『うんうん!』
「……」
『それだけ!?なんか他に言うことあるでしょ!』
『焦れったいな。チマチマ誘導してないでハッキリ言えよ』
『……綺麗って言って』
『本当にハッキリ言いやがったぞ』
『あーーーもう!だから誘導してたのに!!』
「はぁ……お前たちはいつも楽しそうだな」
『名前はイジり甲斐があるからな』
『私は堪ったもんじゃないけどね』
『なんやかんや楽しんでるだろ?』
『ま、まあね……認めたくないけど……』
「名前」
『ん?なに?』
「……普段とは違う服装だと新鮮だな」
『やっぱり!?』
「綺麗だ」
『オアッ』
『あ!? オイどうすんだよ!名前がオーバーヒートしちまったじゃねーか!!お前マジで自覚しろよな!名前はお前の言葉に弱いんだからよ!!』
「……」
『嬉しそうにニヤニヤすんな』
「してない」