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サイタマとボロス
※ネクロマンサー夢主



「先生!!」

「なんだよ。デケエ声出して」

「明日、ボロス さんとお出かけしてもいいですか?」

「勝手にいけよ……別に俺に許可取る必要なんかないんだぞ? ソイツ死んでるし悪さできないだろうし」

『悪さとはなんだ。俺は別に地球を征服しに来たわけではないのだが』

「それに私が引き出せるボロスさんの力は本当に微量なので心配ないですよ」

「そうかよ」

『で、どうなんだ』

「行けってさっき言っただろ……」

『だそうだ。名前、次はどこへ俺を連れて行ってくれる?』

「では明日は東の方に行きましょうか!帰りに夕飯の材料も買いましょう」

『ああ』

「なんかスゲェ仲良くなってるな」

「ボロスさんとても優しいんです!荷物は持ってくれるし、気づいたら車道側を歩いてくれてて……こういうのを“すぱだり”って言うんでしょうか?」

『サイタマ、すぱだりとはなんだ』

「知らない」

「ふふふ……サイタマ先生も遅れてますね? 週刊紙エブリデーは定期的に読んだ方がいいですよ!」

「数百年も遅れてるお前に“遅れてる”って言われるのは腹たつわ〜」

『名前、明日は何を着る?』

「この間買ったものを着ましょう!ペアルックです!」

『わかった』

「(ペアルックすんのかよ……)」