サイタマ一家とボロス
※ネクロマンサー夢主
▼新しいお洋服(サイタマとボロス)
「ただいま戻りました〜!」
「おう、おかえ……り」
『どうしたサイタマ』
「いや……なんかスゲエ普通に馴染んでんなぁって思っただけだよ」
『普通に馴染んでいるだろうか』
「少なくとも俺にはそう見えるが」
『そうか』
「見てくださいサイタマ先生〜!新しいお洋服が欲しくて、 ペアルック半額だったからつい買っちゃったんです!」
『ほーん』
「じゃーん!真ん中にハートついてるんですよ!」
「それ俺も着るのか?」
「着ませんよ?」
「本当だ。サイズが違いすぎるな。え?じゃあ誰が着るんだ?ジェノスか?これジェノスにはデカすぎると思うぞ」
「着るのは……」
『俺だが』
「は??」
『俺が着る』
「アッ、アッソウ……」
▼ホラー?(サイタマとジェノス)
「サイタマ先生、これからホラー番組みるんですか?」
「うん」
「あ、あの……みている間、くっついていてもいいですか?」
「別にいいけど、どうした?」
「怖いの苦手なんです」
「お前……お前が言うのかそれを……」
「怖いものは怖いんですよ!」
「ああそう……手繋ぐか?」
「繋ぎます。……本当にくっついてもいいんですね?」
「おー、好きにしろ」
「先生、おつまみを作ってみたんですが……って名前、なにをしている。先生のテレビ鑑賞の邪魔をするな」
「邪魔をしたくてしているわけじゃないんですよ!」
「ホラー苦手なんだと」
「いつも背後に連れているアレは俗に言う“ホラー”だと思うが」
「あれは地獄から引き上げた友人であって浮遊霊じゃないです!」
「お、始まったぞ」
「うううあああなんですかこの音楽はあああ」
「演出だな」
「なんでもいいけど静かにしろよ?」
「善処します」
「善処するって言う奴はだいたい善処しないけどな」