サイタマと深海王
※memoの「死霊使い」ネタを引用
※深海王戦から数日後
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「あの、サイタマ先生!少しよろしいでしょうか」
「んー?」
「朝食を作りながら色々考えていたんです。もっと先生やジェノスくんの役に立ちたいと」
「無理しなくてもいいんだぞ。名前は腕力ねーし、体力もねーし」
「そ、そうですね……じゃない!それじゃあダメなんです!ね、深海王さん!」
『そうね。私はあまり無理強いはしたくないけれど、名前は本当に少し鍛えた方がいいわよ』
「だそうです」
「急に霊体を呼ぶなって前にも言ったろ」
「ごめんなさい」
「お前コイツに2回くらい殴り飛ばされてるんだぞ」
「はい……深海王さんのパンチ、痛かったです……」
『あの時はごめんなさいねぇ。でも仕方なかったのよ〜』
「それはわかってますけど……」
『二度殴った身だから言えるけれど、本当に貴女って戦闘経験がないし、あと3回くらい死にかけた方がいいわ』
「何を言うんですか恐ろしい!」
「まあ実戦経験は大事だもんな」
「ひえ、」
『というわけで髪の毛くれないかしら?早速戦ってみましょうよ』
「い、いやです……」
「じゃあ筋トレからだな」
「そ、それなら頑張ります……!」