小説 | ナノ

「だ〜っか〜っら!!!拳で戦うのが一番かっこいいだろ?」
「何を言っている!念力で浮いた剣で戦うのが一番だ!」
「ポケモン使ってねーじゃねーか!」
「念力使っている!しかもこの剣は氷と鋼のポケモン達が作ってくれた最高傑作なんだ!おまえこそポケモン使ってないじゃないか!」
「俺との拳で鍛え上げられたポケモン達を甘く見てはいけねーぜ!!」
「俺の相棒の方がつえーもんな!な、エルレイド!」
「あーもう!!エルレイド俺が見つけたのにアレンが捕まえやがって!!闘タイプなんだぞ!!」
「ちっがーう!超タイプも持っているんです〜!」

とある町で毎日行われる会話、周りの住民はもう慣れたのか気にせずに自分たちの仕事をしている。子供達はそこで行われるバトルが気になるようで、被害に遭わない場所に避難し、ポケモン達の出番を待っている。
こうなったらポケモン勝負でバトルだ!とディーマの声を聞くと子供達は笑顔で二人のバトルを見守る。
さぁ、今日はどんなバトルが見れるだろうか。散歩をしていたポケモン達も人混みの中かを覗き込む。

「いくぞ!エルデイド!」
「エルデイド出すな〜!ちくしょう!コジョンド!俺と一緒に戦おう!」
「だーから〜!そこで君達人間同士で戦い始めるでしょ、だ〜め」

ディーマとアランがポケモンではなく、人間同士で戦い始めようとした瞬間二人の頭には岩がぶつかり、痛そうに床に転がる。いつ来たのか、ユレイドルにしがみつきながら、この町のジムリーダー、ソイが二人のバトルを中断させる。

「僕の町でバトルしないでくれる?結構被害くるんだよ?」
「いや・・・・・・だってディーマがな!」
「おまっ、アランが俺に剣を見せびらかすんだろ!」
「だ〜から〜!僕のところで喧嘩しないでよね?次やったらいわなだれを二人にむけて連続でやるから」

ね?と笑顔で二人を脅すソイを見て、今日も平和だなと思う町の住民でした。


character:アラン(超)ディーマ(闘)ソイ(岩)
character:プリンウニトリオ