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ヤンデレコレット注意





愛しすぎた。それが私の過ち。ロイドを愛しすぎたせいで私は全てを失った。


「コ、コレット…!?」
「何?ロイド…」


私は笑顔で振り向く。そこには恐怖に満ちたロイドがいた。

どうしたの?何で逃げるの?待ってよ。


「嘘だろ、コレット…なんで…!!」


ああ、そうか…ロイドが逃げてるのはコレのせいなんだね。


「ごめんね、ロイド。驚かせちゃって」
「何がごめんだ!!何で…何でこんなことをしたんだ!!」


何で怒るの?私は邪魔なモノを消しただけなのに。殺しただけなのに。


「何で…怒ってるの?」
「誰だって怒るに決まってるだろ!!お前が持ってるソレは…!!」
「コレがどうかしたの?」
「!?」
「邪魔だよね。今、捨てるよ」


そう言って私はそれを投げ捨てた。ロイドは私を睨みつける。そして、剣を構えた。

ねぇ、ロイド…何でそんな顔するの?何で武器を向けるの?アレを捨てたのがいけなかった?

ゼロスの生首を。


「コレット…何でゼロスを…ゼロスだけじゃない!!ジーニアスも先生もクラトスも皆、皆…」


皆、もういない。消えた。死んだ。私がやったの。邪魔だったから。ロイドに寄っていく皆が。

ロイドは誰にも渡さない。ロイドは私のもの。だから私は皆を殺した。1人ずつ… 。


「ねぇ、ロイド…」
「何だ…!!」
「私、ロイドのこと大好きなの」
「!?」


私はロイドの手首を掴み、自分へと突き出した。ロイドが手にしていた剣は私の胸に突き刺さる。


「一緒に…死のうよ」
「な、何して…!!」
「これでロイドも私と同じ。仲間を殺した」
「…ッ…!?」
「後は私がロイドを殺すだけ」


私は最後の力を振り絞り、チャクラムでロイドを斬った。ロイドは力を無くして地面に倒れる。私もロイドの隣に倒れる。


「ロイド…」
「……………」


名前を読んでも返事はない。

あれ?もう死んじゃったんだ。

でも、私はその続きを言った。


「地獄で…二人だけで生きようね」





愛こそ過ち
私は彼だけを手に入れた





ロイドは攻略王だから、コレットには病むほどロイドを愛してもらいたい。勿論、ほのぼのも好きですよ。