やっと宿屋か…今日は疲れたな…ベヒモスが出てくる湿原を越えて、ベルケンドでは師匠に会って、アッシュとも会って…今日はさっさと寝るか…。

そう思い、眠りかけた途端、部屋のドアをノックする音が聞こえた。無視するわけにはいかない。俺はしぶしぶドアを開ける。その先にいたのはナタリアだった。


「ル、ルーク!!」
「何だよ、ナタリア…急に…」


一瞬、嬉しいと思ってしまう。ナタリアはアッシュのところに行ってるのかと思っていたから…。


「あの…今日は、ありがとうございました…」
「今日?」
「私を…助けてくださったことですわ!!」


自分の記憶を探る。

嗚呼…そうだ…ベヒモスに襲われそうになったナタリアを助けたんだ…。


「ナタリアが…無事なら…別にいいんだよ…」
「えっ…!!」


恥ずかしくなって顔を逸らす。俺、どんな顔してんだろ…絶対、赤くなってる。


「あ、あの…ルーク…」
「ん?」


名前を呼ばれたから一瞬、ナタリアの顔を見ると、頬が赤く染まっていた。その姿に心臓が鳴る。


「な、何でもありませんわ!!」
「え!?おい、ナタリア!?」


ナタリアは俺から逃げるようにして部屋に帰っていった。

な、何だったんだ、一体………にしても、さっきのナタリアは…これは…脈あり?いいのか?俺がナタリアのことを好きでも………後でガイにでも相談しよっ。





ある意味似てる二人
いつかこの想いを





湿原(名前忘れた)はガイナタだったけど、私にはルクナタでした。今頃ガイはアッシュとー…と、現在連載中のガイアシュ(鬼畜)と繋がってたり。