ルルイエB4F先ほどの階よりずいぶん辺りは暗い。
長廊下の奥におそらく木製でできた重厚な両開きの黒い扉が佇んでいる。
うす暗くて見えにくいが、何かがゆらゆらと漂っている。
よくよく見てみるとそれはメモであることがわかる。(画像
memo2)
→どうして漂っているのか?という質問を投げられた場合
→<アイデア>
まるでそれは水の中にあるかのようにあなたは直感してしまいます。
(POW判定)◆パンドラについて
<知識/2><オカルト>
パンドラという女が箱を開けてしまったことに災いを地にもたらしてしまうが、それに気づいたパンドラが慌てて箱を閉めたことで箱の中には「Hope」だけが残ったという神話が存在する。
扉の向こうから何かの音が微かに響いて聞こえる。
2周目の場合【儀式の間】(祭壇の上のみ空気の膜が張られている)
扉を開いた先。
部屋はとても広いが、光源と思しき電灯はどこにもない。
にも関わらず、ソレが見えるのだ。あなたの目に飛び込んできたのは巨大な像だ。
蛸のような頭にゴムのようなうろこで覆われた体、足の先にはするどいかぎ爪を持っているソレ。
高さは何百m…いや、何kmかもしれない。
山のようなそれは目を閉じてそこに佇んでいた。
(POW×3判定)成功 >> SANチェック(1d3/1d20)
失敗 >> SANチェック(0/1)
この大広間にはぐるりと錆びれた甲冑が囲んでいる。
そして、赤絨毯が中央の像まで敷かれており、その赤絨毯の終着点。
そこは周りの石材とは異なる白い陶磁器で出来た、まるで祭壇のような台が置かれている。
その台の上に、血まみれの裸の人間を見つける。
今この場で<目星>をしても特になにもわかりません。
さて、近づきますか?
祭壇の台の上で、浅く息を繰り返している人間。
台は十字架のようになっており、両腕は十字に広げられ、頂点である手の甲に杭を打ち込まれている。
さらに腕を錆びた鎖でグルグルに巻かれ、台と固定されており、自力で脱出することは困難だろう。
腹はやせ細った身体に似合わず膨れており、まるで妊婦のようだと思う。
そして、胸から腹にかけてかぎ爪のようなもので引っ掻かれた痕が生々しく残っている。
現実で見たことのないような傷。
何よりも現実離れしていたのは、その人間の顔だった。
その人間は今、まさに、隣にいる、あなたにとって「かけがえのない人(NPC)」と全く同じ顔をしているのだ。
SANチェック(1/1d3)
◆
拘束されている相手はゆっくりと、薄く目を開ける。
貴方の顔を確認した途端、驚愕した顔をし、直後涙を浮かべて小さくつぶやきます。
<聞き耳>「ああ、まだ、大丈夫なんだな」
祭壇のNPCは力を振り絞って掠れ掠れにあなたに伝えます。
「お前に、どうしても、届けたくって、こんな姿で、ごめん。俺の、腹に、秘薬を、やつらから、隠した、から、それをとって、ここから、にげてくれ」
腹にかぎ爪の傷の中に紛れるように縫合痕がある。
触れるとそこだけ人間の肌の弾力をしておらず、硬い何かが入っているように感じる。
<医学>の心得なく切開する場合は1d6のダメージ。
<医学>の心得がある(技能50以上)場合は1d3のダメージを与えれば、その何かを抜き取ることができる。
→<医学><精神分析/2>
目に見える傷だけではなく、拷問まがいの性行為を受けており、また精神的にも追いつめられていることがわかる。残りHP3。
この部屋の周囲には剣や槍などさまざまな武器を携えた甲冑がよりどりみどりなので、それらを用いて、NPCの腹を切開することが可能です。
◆
祭壇のNPCに質問をしても、息が詰まるのかはたまた意識を浮上させているので精一杯なのかNPCと会話は不可能です。
あなたと会話が終わる、もしくは、NPCが死んだ場合、直前に微かに吐息をもらして何かをつぶやく。
<聞き耳>
「ねがいを、かなえてくれて、ありが、と」
探索者の手によって、祭壇の「かけがえのない人」は深く安らかな眠りへと落ちていきました。
◆
祭壇から「かけがえのない人」を解き放つと、空気の泡を吐く。
空気のある場所まで避難しなければ、窒息死するだろう。(窒息CON×6ロールから開始)
拾得物腹部からでてくるのは、手のひらに収まるほどの小さな缶。
中を開けると軟膏のような白く透き通ったペースト状のものが入っている。
これをわずかでも体内に摂取すると、深きものの覚醒が鎮まる。
摂取以降、
(POW判定)は自動成功する。
(KP情報)
祭壇のNPCが死んだ後、隣にいるニャルラトホテプが治癒の魔術(口に出してはいない)で生き永らえさせてくれています。
ただ、仮死状態にされているので本当に生きているのか死んでいるのか探索者にはわかりませんし、伝えないでください。
NPCのHPは半分まで回復していていいです。
上へと昇る階段
▼【儀式の間】
(祭壇の上のみ空気の膜が張られている)
扉を開いた先。
部屋はとても広いが、光源と思しき電灯はどこにもない。
にも関わらず、ソレが見えるのだ。あなたの目に飛び込んできたのは巨大な像だ。
蛸のような頭にゴムのようなうろこで覆われた体、足の先にはするどいかぎ爪を持っているソレ。
高さは何百m…いや、何kmかもしれない。
山のようなそれは目を閉じてそこに佇んでいた。
(POW×3判定)成功 >> SANチェック(1d3/1d20)
失敗 >> SANチェック(0/1)
この大広間にはぐるりと錆びれた甲冑が囲んでいる。
そして、赤絨毯が中央の像まで敷かれており、その赤絨毯の終着点。
そして、赤絨毯のその先に、不動の小さな山が佇んでいます。
近づきますか?
<忍び歩き>をした場合は相手は気がつかないまま、自動成功で攻撃が可能。
<忍び歩き>をしない場合は、その小さな山は振り返ります。
それは<魚の頭>をしているにも関わらず、体は人間でした。
まるで無理矢理合成したかのような冗談みたいな光景。
しかし、あなたは理解している。
これが現実なのだと。
(POW判定)成功 0/1d6
失敗 特になし
強制<アイデア>
成功した場合、何かの冗談かと思うが貴方は確信してしまう。
目の前にいるそれが自分自身であるということを。
深きものは「オレノ…タイセツ…チカヅク……コロス……」というや否や攻撃してきます。
深きものの背後にはNPCが眠っている。(描写の詳細は
同上)
しかし、何をしても目覚める気配はない。
NPCの腹を触れば、そこには人間の肌の弾力とは違う感触がある。
上へと昇る階段
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