ギルカガ編

「trick or treat!」

カガリはドアが開いたと同時に笑顔で言った。
ドアは開いたがそこには誰もいなかった。

「あれ!?議長居ないのか?お〜い!議長〜!!」

カガリは玄関で大声をあげるが、応えはない。
少し考えたカガリだったが、議長なら美味しいお菓子を持っているかもしれないという淡い期待がよぎる。
勝手ながら部屋にあがる事に決めた。

「失礼するぞ…」

とりあえず断りをいれ、部屋の奥へと進む。
中に入っても誰もいなかった。
全ての部屋を見回っても物音一つしない。

「あ〜あ、議長居ないのか…」

お菓子を手に入れられないと思ったカガリは、肩をがっくりと下げて部屋を後にしようとする。

「何をしていらっしゃるのですか。姫?」

入ってきた場所からデュランダルが現れ、カガリは目を見開く。

「ぎっ、議長!?」

いきなり現れた事でカガリは呆然としていたが、本来の目的を思い出し言葉を紡ぐ。

「trick or treat!お菓子をくれないと…」
「いけませんね…姫…」
「ふぇ!?…何が?」
「不法侵入ですよ」

デュランダルは妖美に笑う。

「ええっ!!だっ、だって…」

カガリはおどおどし始め、キョロキョロと辺りを見回す。
固まってしまったカガリを尻目にデュランダルは足を進めて、側へ近付くと優しく抱き上げる。

「えっ、なっ、何!?」
「フフ、姫。悪い子にはお仕置です」
「そんなぁ!!」



こうしてハロウィンの夜、デュランダルはカガリにたっぷりとお仕置しましたとさ。




まず、最初に謝っておきます。
イメージ壊してすいません(笑)
アスランとシンはヘタレっぽく…
キラとギルは黒く…
イザークは真面目さをだして…
レイは……
妄想王子って事で(笑)

2007.10.31
2010.10.29移転










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