絶壁とはよく言ったもの。
カガリは眼下を見下ろし大きな溜息を吐いた。

「はぁ〜〜…」
「どうした、カガリ?」

隣りにいるアスランが声を掛ける。

「あっ…その……私、ほら……胸ないだろ」
「なんだ、そんな事か」
「そんな事とか言うな!私は真剣に悩んでいるのに!!」

カガリは頬を膨らませて拗ねる。

「ごめん……でも、急にどうしたんだ?」

心配そうに覗き込んでくる。

「………………だって、あれ…」

意気消沈のカガリが指差した先にいたのは、学生一巨乳のミーアだった。
今はちょうど、体育館で球技大会の真っ最中。
体操服は胸を強調させる。
走ったりする度に豊かな胸は揺れて男子の視線を釘付けにする。

「アスランだって本当は大きい胸の方がいいんだろ」

子犬の様な目でアスランを見詰める。
そんなカガリの髪を優しく撫でる。

「カガリ、世の中全ての男が巨乳好きじゃないぞ」
「でもっ!?」

カガリは必死に反論する。

「俺はカガリの綺麗で形の良い胸が大好きだよ」

耳元でアスランは甘く囁いた途端、カガリは真っ赤になる。

「馬鹿//」

体育座りをしていたカガリは、余りの恥ずかしさに顔を膝に埋める。
ちょうどその時、球技大会で出番が回って来た。
先生に呼ばれたカガリは赤い顔を隠しながらコートへ向かう。
試合が始まれば、羞恥心など消えコートを縦横無尽に走り回って大活躍をする。
激しく動いても、悲しいかなカガリの胸は揺れない。
けれど、そんなカガリを恍惚な表情で見ている人物がいた。
それは勿論、アスラン。
彼が必死に見ているのは、桃如きカガリのお尻だった。

「はぁ、堪らない。カガリの桃を早く食べたい……帰るまで我慢出来そうにないな。この後、食べちゃおうかな……うん、食べちゃおう!」

カガリを見ながら、アスランはとんでもない事を考えていた。




アスランが変態みたいに
なってしまいました(笑)
貧乳のカガたんは管理人には
珍しいと思います★

2008.12.6
2010.10.29移転










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