キラカガ編

お昼休み、キラとカガリは屋上でお弁当を食べていた。
そこで発せられたとある一言。

「なぁ、キラ」
「ん?」
「キス好き?」
「えっ!?」

質問に驚き一瞬、固まる。
けれど、すぐさま即答した。

「…うん、大好き」

そして、カガリが二の句を告げる前にキラは距離を縮めて柔らかな唇に吸い付く。
ビックリして離れようとするカガリをキラは力を入れ床に押し倒す。
半開きの口に舌を容易く侵入させて、口内を丁寧に舐め上げる。
上から流し込むようにキラ自身の唾液が流されてくるが、カガリは上手く嚥下出来ない。
唇から零れて重力のままカガリの顎を伝って床に落ちていく。
所々でカガリに呼吸をさせてやりながら、深いキスを長く長く続けた。
どれだけ、そうしていたか解らないがカガリの意識は朦朧としていた。
見上げた視界に入るのは雲の欠片もない透き通る晴天とそこに映りこんでいるキラの姿。
いつもと同じような笑顔なのにカガリは知らない人のように感じた。



「僕ね、キス好きだけど、それよりもっと好きなモノがあるんだ。あっ、勿論、魚の鱚も好きだけどね」

カガリはキラの言いたい事が全く解らない。
というより思考力の低下が著しく何も考えられない。

「でね、その好きなモノ、今すぐ欲しいんだけど…貰ってもいいよね……って言っても、カガリに拒否権なんてないけど、フフッ、そんな訳で僕が全て残らず美味しく頂くね♪」




通称確信犯の
キラカガバージョンです★

2011.9.6










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