※回答は会話形式・メタ発言あり

【宛先:ローとアルト/再生する春】
お互いにこういう仕種が好きとかキュンとくる所ってありますか?
「同性でもときめく仕種? で良いのかな? でもなー…正直ローの顔面だから許されるだけで、その辺の普通の顔立ちの人がやったら似合わなさそうな仕種って結構あるよ…」
「お前のそれは果たして褒めてんのか」
「カテゴリー的には褒めてる。ローが顎で指示出すのとか男前だよ、贔屓目フィルターの存在否定しないけど。ただし敵とか海兵にやられたらちょっとムカっとする」
「…………」
「褒めてるって。様になってるから。あ、でも俺にはローの好きな仕種を尋ねられてるのか。ちょっと答えズレた? じゃ、朝起きたくない時に布団の中に頭まで潜る所。逃げ方が子供みたいで和む」
「上陸を楽しみにしていた島へ最初に降りる時、梯子の最後の数段を抜かしてジャンプで着地する様子。はしゃいでんのが丸分かりだ」
「見てたの」
「年相応で良いんじゃねェか。いや、子供みてェで和むと言った方が良いか」
「何だろう、多分負けた」

【宛先:ローとアルト/再生する春】
お互いの一番好きな身体の部位は?
また、自分の一番好きな、自慢出来る部位は?
「ピンポイントだなあ…」
「お前は手だな」
「手? 手首から上?」
「体力回復も痺れ粉の散布も料理も担う部位だ、重宝してる」
「ねえ待ってそれ俺が自分で自慢する方に挙げられたよね」
「自他共に認めてる部位って事で良いだろ」
「…まあね。ローは…あ、ローも手にならない? 鬼哭扱うし、サークル出したり能力使ったり、治療もするし」
「……面白味のねェ回答だな」
「リアルな答えってそんなもんでしょ、許して貰おうよ」

【宛先:ローとアルト/再生する春】
どうしたらそんなにイケメンになれますか?
「イケメン…とは……?」
「この質問して来た奴の中でのイケメンとやらの条件や基準を俺とお前が満たしてたってだけじゃねェのか」
「だとしたらこの人の性別次第では何と答えたものか」
「へェ。自分が所謂イケメンだと前提して答えんのか、お前」
「もうさああそういう言う方さああ! 良くないよ!? だって終わるじゃん、いや俺そんなイケメンとかじゃないんでっつったら即終了じゃん! でもこの人はそう思ってくれてるんだろ!? それにしても俺とローは同列ではないけども!」
「分かった分かった。悪かった。取り敢えずは内面を褒められたモンだと仮定して答えるが…正直、俺等は参考になりゃしねェぞ。俺もコイツも人格形成に深く影響する幼少期から思春期に掛けての体験、経験が特殊だ。今現在の性格や思考の大部分はその当時に基盤が出来上がってる。歳を重ねたからこそ変わったモンも在るのは否定しねェ。何かデケェ切っ掛けがあれば意識が変わるっつう論も肯定する。が…一生の内に持つ刃物の種類が包丁と鋏とカッターだとかで終わりそうで、且つそれ等を本来の用途だけに使う生活を送ってる奴が、こっちと似た価値観を持つ事はほぼ無い筈だ」
「すげー同感…。あ、でもイケメンと言ってくださってありがとうございます」

【宛先:ローとアルト/化けの皮】
アンケート企画でBLが首位を取った事について、どのように考えていますか?
「あ、俺とローって"アリ"なんだ。ってのがぶっちゃけた印象…。ほら、この人別にスキンシップ好きなタイプでもないし、俺もやたら人に触る方じゃないし。そりゃ仲良い自覚はあるけど、恋愛に発展しても可笑しくないって風に見えるんだなーと」
「ベタベタ触っちゃいねェが、ウチで俺を名前で呼ぶのがお前だけだからな。出逢いも出逢いだ、他の連中より距離が近ェ印象は与え易いんだろ」
「ローが俺をハートに誘ってくれた時の台詞プロポーズに流用出来そうだもんな」
「…まあ、一先ずその集計を元に綴られたもう一つの可能性に関しても、読破して貰えりゃ伝わるだろうがあんなモンだ。互いに生来の同性愛者でもねェし、特別な感情を自覚したからと言って直ぐ様動けもしねェ」
「ただ、やっぱり恋愛って幸せの形の一つだとも思うから、そうなっても良しって思って貰えてると分かったのは何だか嬉しいかな」
「…………」
「え、何その沈黙」
「いや。あの出来事は、起承転結で言や"起"だけで終わってるからな。…もう少し、自分の感情を正視してお前と関わる所まで進みてェ気持ちが無かったとは言えねェ」
「ああ……うん、恋愛話かって言われると恋愛の要素ってか成分っていうか、そういうのはガッツリ入ってはなかったしね…。でも彼処からいよいよ進展しようとしたらもうあれ長編化してたよ」

【宛先:ローとアルト/再生する春】
とても良い関係に見える二人ですが、お互い恋愛感情は抱いていないんですか?例えば、相手が女性と親しくしている時にモヤモヤするとか…。
「ねェな。つうかコイツが女に甘いのは標準仕様だ。妙な女に引っ掛からねェかという意味で案じる事はあるが、惚れ易いって訳でもねェ。よって横からかっ攫われる心配も湧かねェな」
「仕様って。俺も無い……けど、ローが一個人として女の人と親しげに過ごす姿が想像つかないし、ある意味俺も安心してるのかな? 俺達が言ってる安心感って、二人して自分の中だけで育ててるみたいだから、切っ掛けさえあれば案外揺らぐのかもしれないね。…これ自発的に言う事ではないか」
「コイツの事情を知っていたり俺の能力のマイナス面へのフォローを任せている事もあって、クルーの中じゃ少し特殊な仲だという自覚はある。が、その分注意もしちゃいる。同胞を妬むようなつまらねェクルーを船に乗せた覚えはねェが一応な」
「ローは露骨に態度変えるなんて事しやしないけど、風呂事情とか刀の扱いとか、俺が個人的に目を掛けて貰ってるのも事実だしね。それは本当に有難い。だから役に立ち続けられるよう実力は伸ばしたいけど、関係性は現状で満足してる」
「右に同じだ。惚れた女が出来たから船を降ろせとアルトに言われて、首を縦に振れるとは断言しかねるが」
「……。…俺もローが好きな人出来たから航海辞めたいとか、逆に船に乗せたいって言われたら、即座に良いよとは…言えない、かも、な…」
「要は今の儘グランドラインを巡りてェ」
「だね」

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