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付き合ってはいけない職業3S:スポーツインストラクター


Twitterのプラスタグで上げた『付き合ってはいけない職業』シリーズのお仕事パロディメモです。


来る社員旅行に向けて入会したジムで始めは個人的にマシンを使う程度の利用だったがとんでもなく可愛い男のスタッフがいるなと思ってマンツーマン指導を予約してみると挨拶するや否や「え?その緩みきった腹と尻で水着?ビーチで注目集めちまいますねぇ別の意味で」と宣うとんでもない悪魔だったので解約して帰りたくなるが概ねその通りなので水着の為に頑張ると決心する。通う度に散々扱かれ筋肉痛と精神的苦痛を味わうことになる。
ある日「ところで何食べたらそんなだらしない身体になるんですかね。普段の食事見せて貰えやす?」とジムの後食事に行くことに。ファミレスで向かい合う私服の沖田さんは普通にポテトやハンバーグなどジャンキーな物を注文する。胃も食欲も若いなと煮魚定食を食べる自分との違いに笑いそうになるが、あれ?これってデート?とふと口にすると「は?デートして痩せたらジムなんて要りませんよね」と冗談が通じない様子。はい仰る通りです。帰り際「食事内容を逐一送るように」と連絡先交換を強いられる。めっちゃ厳しい。顔で選んでごめんなさい。

沖田さんのスパルタ指導と夢主ちゃんの努力の甲斐あって社員旅行の2週間前には予め立てていたメニューが終わった。「最後に旅行で着る水着を着て下さい。仕上がり具合いをチェックして微調整するんで」。…そんなのジムに着ていくわけにもいかないと言うも「家でなら文句ありませんよね?」となし崩しに沖田さんの家にお邪魔することに。ソファに座る沖田さんを前に、奮発して買った有名ブランドのフリル付きビキニを着たほぼ裸の身体を晒すと全く表情を変えず上から下まで視線を這わせてくるので女性としての何かを失いそうになる。後ろ姿を見たいと言うのでくるりと後ろを向けば「……やっぱあとほんのちょっとケツの筋肉締められると思うんですがね。…ほら、」と沖田さんの手が水着に……ん?いやケツに。あっやばいその触り方やばい、いやいやいや、ええ???いやいやいや。「アンタの個別メニューは終わってるんでこっからは有料のになりやすが、どうします?」……いや、いやいやいや。、どうするもなにもどうすれば?…うわ、キス上手いな。えっキス?いやこのまましたらとんでもなく高いお金を請求されるのでは。そもそも沖田さんわたしの事なんて何とも思ってないはずだと振り返ろうとすると耳元で「俺が丹精込めて大事に育てたこの身体を他の男に見せないで貰えますか。社員旅行、諦めて下さい」と囁かれる。






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