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付き合ってはいけない職業3B:バンドマン


Twitterのプラスタグで上げた『付き合ってはいけない職業』シリーズのお仕事パロディメモです。


最近ティーンを中心に人気のロックバンドのギター担当。全ての曲の作曲を担当(歌詞はボーカル)。熱いメロディとは対照に無口でクールなギャップで人気。先日、彼女と同棲中とはっきり明言し一途な姿勢がまたファンを増やした罪な男。
夢主ちゃんとは電車で痴漢被害に遭っていたところを助けて出会った。夢主ちゃんはロックに疎く付き合ってから彼氏がバンドマンと知った。今度ライブハウスに行ってみようかな……と思っていたらたまたま付けたテレビの歌番組に彼氏が出ていてとんでもなくびっくりした。咄嗟に録画ボタンを連打したが録れてなくて泣いた。帰ってからどうして言ってくれなかったのか問い詰めると「目の前に本物がいるのに何が不満なんだ」と不思議な顔をされたのでそれ以降は自分で出演情報をチェックしている。万斉さんから曲を聴いて欲しいとは言われないけど毎回発売日に新曲のCDを買って部屋に飾っている。最近密かにファンクラブに入会した。万斉さんが家で弦交換をしているところを見るのが好き。コードを考えている時は指でテーブルをとんとんしているのでそういう時は話しかけないようにしている。逆にじっとこっちを見てくる時は休憩の合図なのでめいっぱいくっつきに行く。お互いの趣味は映画鑑賞なのでデートはだいたい家でのんびりするか映画館のレイトショーを観に行く。ラストサムライのトムクルーズに影響されて以来筋トレを日課ており現在もジムに通う。最近は某抜刀斎の影響でござる口調を使うことがある。

付き合うきっかけは単純に万斉さんに押し負けたから。かなり怪しい人相ではじめは避けていたが意味分からんほど口説いてくるしどんなに遅くなっても会いたいといえば会ってくれる誠実さにどんどん好きになった。後に多忙な万斉さんがかなり無理をして会ってくれていたことに気付いて謝ると「どうしても手に入れたいものがあれば時に一番大切な物を捨てる覚悟をするのが信条だ。尤も…こんなに必死になったのはお主だけでござる」とキスしてくれた。ござるがなければ100点だった。付き合うと同時に「留守中の部屋の管理を任せたい」と半ば強引に同棲することになった。なかなか家に帰って来れない事を多いがその時は出来るだけ夜電話してくれる。バンドは男ファンも多く振りが激しいのでライブに夢主ちゃんが来ることを快く思っていないためチケットとか渡さない。でも夢主ちゃんは一度だけこっそりと見に行ったことがある。想像以上にかっこよすぎてなんでこの人と一緒に住んでるんだっけ…?と思った。

インディーズ時代は人並みに遊んでいたが夢主ちゃんに一目惚れして以降一途代表になった。淡白に見えてとんでもない絶倫。避妊はするがそろそろ既成事実でも作るかなどと考えている。早くストックを消費したい。でもツアーも組まれたりして忙しいからなかなか夢主ちゃんとゆっくり過ごせない。なのでそんなに有名になりたいとかは思っていないし好きな音楽を作れたらそれで良い。音楽も彼女も同じくらい大事。





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