朝だよ、起きて

いつまでも寝ていないで、由夜……

…起きて




『……』



私の眠りを妨げる声がぼんやりと聞こえる。

あぁ、もう朝なんだ。
今日は土曜日で休み。
まだ寝かせてくれたっていいじゃない。

もう少し、もう少しだけ。眠りたい。



『も…、ちょっと…』

「……」



ぼんやりとする意識の中、頑張って途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
伝わっているだろうか。









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