六月九日、骸様の誕生日。
普段と変わった事なんて一つもなかった。
料理を食べて話して、ゲームして。
だけど、由夜がいるだけで雰囲気が変わった。
骸様が喜んでくれて本当によかった。
以前の骸様は由夜を「さん」付けしていた時は本音を見せず一定の距離をとっていた。
だけど、いつだったか。
いつの間にか壁は無くなっていた。
今では彼女の存在はとても大きなものになっている。
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