どうも、こんにちは、六道骸です。 雲雀由夜さん、由夜に本気になってからというもの僕の毎日はとても充実しています。 最近は彼女にぐっと近づけたと思うのは僕の勘違いでも妄想でもないはずです。 ですが、そう確信して自然と笑みを零したら千種が部屋を出ようと静かに立ち上がりました。 どうせまた、僕の話に付き合うのが面倒臭いと逃げようとしたんでしょうが無駄ですよ、千種。 今回、行う作戦には、お前の協力も必要なんです。 逃がしませんよ。 「千種」 「……、……」 「千種。」 「…、………はい。」 …さて、千種も諦めたようで協力してくれるそうですし、さっそく作戦を開始しましょう。 今回は彼女をもっと理解するべく仮の姿で雲雀宅へと潜入……いえ、訪問したいと思います。 彼女について忘れていたこと |