私は応接室でヒバードの歌声を聞きながら書類の整理をしていた。
一区切りついて、背筋を伸ばしたら視線を感じる。

視線の主は雲雀先輩。
そんなに見つめてどうしたんだろう?



『どうしました?あっ、コーヒーを入れましょうか?』

「いい。それより、奈都」

『何ですか?』

「明日、校門で生徒の服装検査するから学校に六時に来て」

『……はい?』



服装検査という言葉に私は改めて自分が風紀委員だった事に気がついた。
だって、今まで風紀委員らしい事なんてなかったから。

仕事と言えば主にヒバードの世話と書類整理ばっかりだったんだもん!









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