「これ、は…?」

昼休み、みょうじが三橋の机に広げたのは大量のお菓子。

「誕生日おめでとう!」

「…え…?」

「みはちゃんこないだ誕生日だったんでしょ?だから!」

状況が理解できていない三橋にみょうじがにこにこと笑いかける。昨日いっぱい買ってきたんだと話す彼女はとても嬉しそうだ。

「野球部みんなでお祝いしたって聞いたからさ。野球部9くみーずでもやろーと思って!」

「いいな!やろーぜ!歌うたおうぜ!」

「え、教室で歌うのか…?」

にこっと笑ったみょうじに田島がのる。浜田は少し戸惑っているようだ。

「ろうそくは無くてごめんね。さ、歌おう!せーの」

はっぴばーすでーいとぅーゆーと歌い出した田島とみょうじについて一緒に歌う。
三橋は恥ずかしそうながらも嬉しそうで。最初戸惑っていた浜田も一緒に歌った。

「「「「はっぴばーすでーいとぅーゆーぅ」」」」

オレ達が歌い終わると場所が教室ということもあり他のクラスメートからも拍手やおめでとうの声がかかった。

「あ、ありがとう!…みんな!」

三橋は顔を赤くして嬉しそうにしている。

「みょうじ、さん、ありがとう…!」

「おめでとう、みはちゃん!さ、お菓子食べよう?」

みょうじの一言でうまそう!と田島が声をかけいただきますと机に手をのばす。
その様子を眺めるみょうじはとても嬉しそうだ。
こいつって自分のことじゃないのに本当に嬉しそうな顔するんだよなー…

そんなことを考えているとぱっと彼女と目があう。
するとニコッとさらに笑ったみょうじにこういう昼休みも悪くないと思った。


机の上に広げたお菓子


「なあ!写真撮ろうぜ!記念写真!」
「いいね!みはちゃん真ん中ー」
「みょうじも前行けよ、ほらこっち。じゃあ浜田よろしく」
「え!?オレが撮んの!?」



――――――――――――

書いてから気づいたけど三橋の誕生日の時ハマちゃんまだ出てませんよね



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