「あ、そうだ!4人とも今日の放課後空いてる?」

休み時間、みょうじ、三橋、田島、浜田と5人で喋っていたら急に思い出したようにみょうじが言った。

「今日の放課後は野球部でミーティングだろ?」

そう言った田島にみょうじがその後のことだよと笑う。

「駅前にできたケーキ屋さんがね、すごい美味しいの。今日みずたにんとさかちゃんと行くんだけどみんなも一緒に行かない?」

「いや、つーか何で水谷と栄口?」

にこにこと嬉しそうに笑うみょうじにたずねる。だって意外な組み合わせすぎる。しかもケーキ屋って。

「2人とも甘いもの好きでしょ?だからこないだ友達と行って美味しかったよって話したら行きたいって」

それで今日ミーティング終わってから行こうってなったの、と話すみょうじに田島の瞳がきらりと輝く。

「オレ行く!三橋も行こうぜ!」

「うん!…いく!」

即答した2人に喜ぶみょうじ。

「ハマちゃんは?」

「あーごめん、オレバイトだ」

「そっか…残念。いずみんは行ける?」

「別に、特に予定はねーけど…」

ケーキ屋に行って食べるほど甘いものが好きかというとそういうわけでもない。どうするかな…

「行こうぜ!人数多い方が楽しいし!」

「泉くんも 行こう…!」

「無理にとは言わないけど、私もいずみんが来てくれると嬉しいな!」

…そんなこと言われたら行くしかねーだろ。行く、と言えばやったーととても嬉しそうに喜ぶみょうじと田島と三橋。浜田も楽しんで来いよと言って笑っている。放課後が少し楽しみになった。


駅前のケーキ屋さん


「美味しい…!みょうじ一緒に来てくれてありがとう!」
「男だけじゃ来にくかったもんね。気まずいっていうかやっぱり目立つっていうか」
「男5人と女1人も十分気まずいし目立ってるけどな」


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