こんにちは浜田です。今日の家庭科は調理実習です。オレの班は料理をやりなれてる人が多くとても順調です。正直ちょっと暇なので9組野球部の様子をレポートしてみようと思います。


「三橋…おま、なんつー持ち方…!」

「う、え…持ち方…?」

「包丁はこうやって持つんだよ」

「う、うん!ありがとー泉くん」

三橋と泉は同じ班。泉は怪我をしそうな三橋に包丁の正しい持ち方を教えています。さすが9組の兄貴分です。


「田島!塩入れすぎだっつの!」

「あー、ごめん!」

「ほんとだしょっぱいねー。砂糖入れる?」

「いや、みょうじさんそれはないでしょ…」

「水で薄めよう。なまえと田島くんはそれ混ぜといて」

「「はーい」」

田島とみょうじも同じ班。田島のミスにみょうじのとんでもない提案が飛び出し、同じ班の大塚くんが若干引いてる気がします。…何故かオレは以前みょうじが得意料理はおにぎりだと言っていたことを思い出しました。
もう1人の女子がフォローして、彼らは一番簡単な混ぜるという作業を任されました。2人は楽しそうですが田島とみょうじの班は大変そうです。


「浜田くん、できたよー」

「おー、じゃあ盛り付けようか」

最初に言った通りオレの班は特に何の問題もなく、美味しく出来上がりました。三橋と泉の班も、田島とみょうじの班も、あの笑顔を見る限り美味しくできたようです。

西浦高校1年9組は今日も平和です。


楽しい調理実習


「ハマちゃん!うちの班の余ったのあげるね!」
「あ、オレたちの、も!」
「お、おー、ありがとう…」



−−−−
おまけ(7組の場合)
「おい、阿部!塩入れすぎだろ!」
「あ?じゃあ砂糖2倍入れりゃいいだろ」
「んなわけねーだろ!?」
「…阿部の班は大変そうだねー花井かわいそー」
「ふふ、水谷くんよそ見してたら危ないよー?」
「あ、うん!ありがと、篠岡」


back

「#学園」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -