小説2 | ナノ


某スレネタですよ!ハッテン場で出会うしずお(20歳専門学生)といざや(30代くらいの大学教授)のあれそれ、スレを読んでないとわからないガッカリ仕様です。捏造です。いかがわしい表現があります。
元ネタはこちら→http://waranote.livedoor.biz/archives/1618504.html





何が起こったのかわからなかった。分かってはいたけど、理解したくなかった。

昔から男が好きだったし、男に好かれる方だった。女の体に欲情しない訳ではなかった。けれど抱きたいと思うことは無く、AVを見ていても男優を目で追ってしまっていた。中学生の頃には自分がゲイだと自覚していた。それでも俺は特にショックを受けることなく、それまでと変わらず(変わったのは、男で抜くことに抵抗を感じなくなったことくらいだろう)普通に生活していた。
高校生になって、初めて、所謂ハッテン場、ゲイのハプバーに行った。そこで出会った年上の男の人(アッチの筋の人なんだろうなあと理解していた。ヤのつく怖い大人。)に、初めてセックスを教えてもらった。今思えば全然痛くなかったし、あの人はかなり上手かったのだと思う。それから俺はそこに通った。その人に抱かれることもあったし、違う人を抱いたこともあった。あらゆるプレイを経験してフェラを覚え、テクニックを身に付け、この年にしてはそれなりにうまいと自覚もある。

真面目な大学生だった俺は、環境が変化することへの面倒臭さと、大学生相手に適当に講義すれば金がもらえるからという安易な理由で、そのまま大学院に進学し、博士号をとり、講義を受け持たせてもらえるようになった。大学の講義というのは実に退屈だが、受けている生徒を観察するのは楽しかった。ひとりひとり名前を覚えるなんてことはできないが、毎回講義に出てくる学生は把握しているつもりだった。つもりでしかなかったのだが。

「ちょ、と……まって、てば、ぁ、ひっ…」
「なんで、つか、まてねえ、しっ…」

なんでって、いやお前、気づいてただろ、絶対。俺が今乗っかている(今はとても不本意だ。なんでこうなった)この男、最近行き始めたハプバーで出会った、比較的若くていい体つきをした金髪の男。こいつはなんと俺の講義を受けている学生だった。そういえば、暗さに目が慣れてきた今、この目立つ金髪と顔つきは、たしかに大学でみたことがある。体格もすらりとしていて、何度か目で追ったこともあったというのに、なんで気がつかなかった。こんな場所に生徒が来るはずないという固定概念が、俺の中で定着していたからか。大学からも遠いし、完全に油断していた。

「すげえきもちい、折原先生のなか。スゲーいいよ先生、」
「ばか、おまえっ、…え、んあっ!」
「っ、先生、きつ…いく、でるから、先生」
「は、え?え?な、ちょ、あ、あ、んあっ」

中にはいっていた学生の性器がひときわ大きくなって、それからゴム越しに熱い精液が放たれたのがわかった。俺の頭の中はまさにカオス状態だった。生徒とヤッて、中出しされた。
金髪の学生はむくりと上半身を起こし、初めと同じように俺を抱きかかえる。間近でみて、ふと名前が頭に浮かんだ。そうだ、こいつはシズちゃんだ。いっつも眠そうだけど、講義だけはきちんと聞いてる金髪の怖面イケメンだ。たしか苗字は平和島、

「折原先生、俺、先生の授業受けてますからね。」
「なんとなく、思い出した……」

え、まじすか、とシズちゃんは目を輝かせた。まじすかじゃねえよばか。死んで。

「先生はじめの方気づいてなかっただろ。」
「いや、ごめん……俺メガネなくて……それにまさかと思ってたし……」

先生目悪いからな、と(俺の何をしっているのか)(いやセックスか、アナルか、はは)シズちゃんはまた嬉しそうな顔をしていた。

「先生のアナルすげーよかった。」
「………」
「フェラも。なんで?」
「……何回かしてるし」
「すげーえろかった、先生、淫乱」
「やめろってほんと、つかなに淫乱てばかなの、ん、」

いんらん、ともう一度言うと、シズちゃんは俺の耳たぶを摩って、それから後頭部を撫でた。あ、キスされる、と思ってすこし力をいれたけど予想外に力が強く、そのまま引っ張られるようにして何度目かわからないシズちゃんの唇の感触を味わった。
唇を離すと、シズちゃんがまた、俺を抱いている時と同じような目をして、「キス教えろ、」とそれだけいうと、俺の唇を食べるようにしてキスをしてきた。




(^<^)END
ホモウメエーーでした。


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