小説 | ナノ



くたりと力が抜けてしまった臨也の体を持ち上げ反転させ、四つん這いにする。嫌だと首を振りどうにか抵抗するが、すぐに嬌声があがった。静雄は半分の量になっていたローションをどくどくと臨也の下半身にたらす。ピンクのジェルはひんやりとしており、臨也の熱くなった体で融けた。
ローションを両手で塗りたくる。その間も臨也は甘く甲高い声で喘いでいた。

「あ、あっ、シズちゃ、」

臨也の双壁を開き、ピンクのジェルを指にとると後孔へ這わす。

「ゃあっ、っひん、ふぅぁ、」

丹念に擦り込み、ゆっくりと中へ指を侵入させる。どろりと指についていたローションがとけだし、太ももを伝って落ちていく。
幾分か中をかきまわし、引き抜くと切なげに声をあげた。
臨也は床に頭をもたげ、眉をよせる。涙が一筋零れ落ちた。

「し、ずちゃ、」

舌足らずに静雄を呼ぶ。反応しない静雄に不安を感じ、少し頭をあげた瞬間、電撃のような刺激が体を伝わった。

「ひああっあ、あ、シズちゃん、だめ、それ、ひあぅっ」

静雄は臨也の後孔に舌を滑らせ、甘いジェルの味を確かめた。固くした舌を中に入れる。びくんと臨也が腰を跳ねさせ、小さく痙攣した。

「あれだけでイったのか?」

意地悪く言うと、臨也はほろほろ涙をながし、唇を噛んだ。

「知らない、シズちゃん死ねばいい。」

恨めしげに臨也は呟く。静雄は適当に受け流し、入れるぞと臨也の頭を撫でた。臨也は猫のようにその手にすり寄る。後孔を広げゆっくりと挿入する。臨也は縛られた両手のスウェットに顔をうずめ痛みに耐えた。

「んんぅ…ふ、あ、なんか、いつも、と、ちがぅっ…」

ローションで滑りやすくなった臨也の後孔は普段よりすんなりと静雄を受け入れた。ぐしゅぐしゅになったそこは淡いピンクの泡をたてている。

「あ、あ、いぅっ…シズちゃん、シズちゃあん、うあっ」

律動を開始した静雄に蹂躙され臨也は短い喘ぎと静雄の名前を繰り返した。

「い、ざや、臨也っ…、」

熱い臨也に包まれた静雄も限界が近いようで、浅い呼吸を繰り返す。

「んぁう、あっ、い、く、シズちゃ、」

「っ、…、俺、もっ、」

ひくんと体を震わせ、重なり合うように倒れた2人をあまい苺の香りがつつんだ。



#



甘ったるい香りの漂うリビングで臨也は静雄から距離をおくようにしてソファーに座った。表情はあきらかに不機嫌だ。

「………。」

「…おい、臨也。」

「…………。」

「…おい。」

「……何」

「何ふてくされてんだてめえは。」

「知らない。自分の胸に聞いてみれば?」

ふいとそっぽをむき、臨也は俯き小声で呟いた。

「…俺の処女はシズちゃんにあげたのにシズちゃんは童貞俺にくれなかったんだ。」

「ああ、それか。」

「それかって!!めちゃくちゃ重要だよ!」

「誰がてめえに童貞やってねえっつったよ?」

「…は?」

「俺だっててめえとしたのが初めてだったよ。」

「…まじで?」

「ああ」

「うっわー、なんか恥ずかしいね俺らって。お互い処女童貞捧げあっちゃってるよ…まあ俺の童貞は勿論女だけどね。その点ではシズちゃんてつくづく変態だよね。」

「てめえ…ヤり殺す…」

「え、ちょ、まっ…!!」







微妙ですが終わりです。
静雄に臨也の下を舐めてもらえて満足^p^死ねばいい


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