いつものように約束をして、いつものように臨也の家に来ていた。適当に飯を食べて、ぼおっとテレビをみて、なんとなく和やかな空気で、この空間に幸せを感じていた。結婚したらこんな感じだよな、とか考えていた。ら、 「ね、シズちゃん。今日は俺、いいことしたげるよ。」 臨也は突然そう言って笑って、俺のスウェットのズボンを脱がした。突然のことで抵抗できず固まっていると、ソファーからおりて俺の股の間に座った臨也はカバンからピンク色の液体が入ったチューブを取り出した。 「なっ!?」 どうにか動き出した思考で声を絞り出すと、臨也がにんまりと笑った。 「フェラしてあげるってこと。なんかね、イチゴ味のローション買ったからさ。これならあの苦い味しないかなーとおもって。」 言いながら臨也はパンツから雄を取り出し、緩やかに撫で始めた。ぱくんっとローションの蓋をあけ、ピンク色の液体をとろとろ垂らし始める。ひんやりとした冷たさに背筋が粟立った。ゆっくりと固くなった竿に口付け、そのまま下から上へとなめあげる。ピンクの液体を少し舐めて、甘い、と呟くと、先端を猫のようになめた。 「っ…、」 「あは、シズちゃんかーわい。」 ふふ、と笑う臨也の息にさえ俺は反応し、ますます雄を強ばらせる。臨也は一旦舌をはなしたあと、またローションを垂らし、雄を口に含んだ。もごもごと臨也の口内で弄ばれる。臨也はイチゴの甘さを楽しんでいるようで、口をすぼめて吸ったりし始めた。臨也の口の端から、ローションの混ざった薄いピンクの唾液が垂れていく。指で裏筋を撫でられ、雄はさらに質量を増した。 「ん、シズちゃん、きもちい?」 頬を赤く染め、臨也は潤んだ瞳で俺をみたげた。脈が早くなる。 「い、ざや、もういいからっ…離せ、」 「いーよ、出して。」 先端を強く吸われ、扱かれれば溜まった熱が一気にあがる。耐えられずに射精すると、臨也はうまく口から離しよけた。 「………。」 「あれー?シズちゃんもしかして飲むと思った?んなわけないじゃん、あれまずいし。味が嫌いだからイチゴ味のローション買ったんだよ?」 にやにや笑いながら臨也は言う。怒りと欲望のゲージが一気に振り切り、俺は臨也を押し倒した。臨也の表情から余裕が消える。 「し、シズちゃん?」 「いーい度胸じゃねえか、あ?臨也君よぉ。」 声を低め、にやりと凶悪に笑う。臨也がひくりと強張った笑みを浮かべた。 「そんなてめえには…お仕置きだな」 次は臨也の番です。 |