小説 | ナノ




※来神時代パロディ
モブイザ表現がありますので苦手な方は注意してください。
臨也がひどい目にあいます。




シズちゃんは高校時代それは恐れられていたけど、まったく全然他人と関わらなかったこともなかった。
まあ関わったって言ったって、いいように利用されてただけなんだけど。

「よー静雄、久しぶり。」

「おお。」

「久しぶりで悪いんだけどさあ、金かしてくんね?」

「あ?またかよ」

「いーじゃねーか、友達だろ。」

そうやって言われたら易々と財布を差し出すシズちゃんて、ほんと、馬鹿。だからそんなときは、わざとシズちゃんの前を通ってやる。で、怒り狂ったシズちゃんはお友達のことも忘れて、俺を追いかける。はい、シズちゃんの財布は守られました。あー、俺っていい奴だ。



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「あ゛、い、たぁ、ふぅ…ん、やぁっ…」

で。そんないいやつな俺がなんでこんな目にあわなきゃならないのかな。さっきから痛いは気持ち悪いわで最悪の気分だよ。

「よお折原、気分はどうだよ?」

目隠しされててわからなかったけど、ああコイツ、シズちゃんにたかってたやつじゃん。成る程、シズちゃんからお金貰うの邪魔したから、こんなことしてるのか。

「…っ、さいっあく、だ…よっ!」

話すと唇が痛かった。切れてるなあ。あーやだやだ、ありえない。染みるじゃん。

「ほんと、口だけは達者だな。自分がいまどんな状況かわかってる?」

知るか、んなもん。つーかさっさとはなせ、え、やだうそだろ、やめ、

ひたひたと後孔に冷たい感触。性器ではなく、無機質な何か。なにこれ、きもちわるい。きもちわるいきもちわるいきもちわ、い、たぁ、いたい、やだやだいたいやめて、

「あっは、折原、なあ、うまいか?てゆうか、食べる場所間違ってるよな。今自分のけつに何入ってるかしりたい?」

興奮した声が耳元で鼓膜をゆらした。うるさい、耳元ででかい声だすなよ、きもちわるいな、

「ほら、自分で触ってみれば?」

拘束されていた手を解放され、下半身へと導かれた。後孔に突き刺さっているそれは、ちくちくした無数の突起に、細長い棒状の形をしていて、

「…っ、あ、あああ、あ゛あぁああぁぁあっ!!」

体中から拒絶するような身震いがおきた。いや、実際拒絶している。だって、これって、ふつう、は、あ、あ、やだ、もうやだむり、死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね、あ、あああ、あぁ、あ、死、に、たい、



#



「臨也、起きろ。」

やだよ、きもちわるい、だって俺、いま起きたらだって、ありえない、死ねよまじで。

「…おい、臨也」

うるさい、て、誰、気安く触んなよ、名前だって、そうやって呼んでいいのは、新羅と、ドタチンと、シズちゃんだけで、

「…殴られたのか」

見ればわかんだろ、殴られまくったよ。その上後ろまで犯されたよ、なんだよそれ、なんで優しく触るわけ?この匂い、シズちゃん、

「…臨也、」

なんだよその呼び方、なんでそんな優しく、慈しむみたいに、あ、やめ、て、

「…わるい。後、心配すんな」

知らない。シズちゃんなんか知らない。優しくしないで、よ。シズちゃんが俺の心配しなければ、俺だって勝手に狂っていれたのに、優しくするから、もう戻れない。あいつみたいな、弱ってる俺を殴って犯せばいいじゃん、俺のこときらいな、くせ、に…、優しく、キス、とか、馬鹿じゃない、

「好きだ、臨也」

そんなのって。そんなのって、ないよ、シズちゃん。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄可哀想な臨也さん。
両思いだけど犯された(しかも野菜で)から手放しに喜べない感じ、


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