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それは罪のような罰

※王の男ぱろ
臨也=女形芸人
静雄=芸人仲間
帝人さま=王





青い衣を纏う臨也はこの世のものとは思えない美しさだった。それが更に俺の苛立ちを増加させる。あの男からもらった衣を身につける臨也さえ疎ましいと思ってしまう。

「…何着てんだよ。」

自らのあまりに冷めた声音に驚いた。臨也にこんな声をだしたことが今まであっただろうか。

「…帝人くんに貰ったんだ。シズちゃん、何を怒っているの?」

臨也の赤い瞳が揺れる。

「てめえはそうやってまた、体売ってお偉いさんを取り込むわけか。とんだ尻軽野郎だな。」

「な、」

臨也が目を見開く。やめろと心が叫ぶのに、体は止まらない。

「いつだってそうだ。この前だって、妙に気前がいいと思ったらてめえがあの親父の相手してやったんだろ?」

「…っシズちゃんっ!」

臨也の声にはっと体が震える。俺は何を言った。臨也があの行為を嫌がっていたことなんて解りきったことだというのに。
強く燃える臨也の瞳にたじろぐ。ああ、この赤は嫌いだ。

「シズちゃんだけは、そんなこと、言わないと思ってたのに。…それに、帝人くんは俺にそんなことしない。帝人くんは寂しいだけだ。…俺呼ばれてるからいくね。」

青い衣を翻し走り去る臨也に、俺は言葉をかけることさえできなかった。





王の男、ぷまい^p^


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