三博士 | ナノ
三博士(サンハクシ)


■story

『軍事帝政』
− 軍人が国の生き死にを担う時代。

『血統選民』
− ヒトが遺伝「資源」として扱われる時代。


フィルタ越しの灰色の空。

ブルガリア首都ソフィアにて。


□main


アイ (=エスペランザ) 

無国籍師団を私設。枢機卿であり元帥。
アルビノのため白元帥の異名をもつ。
「ニコライ」経験者。


ディドロ (ディミトロ=エスペランザ) 

アイの従兄弟。師団大将。
文盲だが逸脱した記憶力をもつ。


ジジ (ゲオルギ=ゴーヴィチ) 

日系ロシヤ人二世。元男娼の外交軍人。
日本名は蝶来(チョウコ)。「ニコライ」経験者。
既婚でリューシャという娘がいる。


ルージン 

軍医。
アイの侍医をしている。
「ニコライ」経験者。


□sub


メイガス&ドミトリ 

双生児。アイとディドロの父親。
画家兼バラ農家と軍属貴族。
三博士と呼ばれている神憑き。


セシル 

ゲーリング嬢。アイの母親。


ニコライ 

かつて大国ロシヤを統べていた軍人。
年端もいかない子供という説がある。
国家奨学制度・気象観測設備にもその名が用いられている。


国家奨学制度「ニコライ」

@セルゲイの嫡男ニコライを騙ること。
Aその遺伝子(複製された五臓六腑)を一部身体にもつこと。
B擬似的に息子を演じること。
を採用条件とする。
例年数百名の志願者がおり、多くのニコライが誕生している。


セルゲイ&プリーカ 

ボーフウズナーチ夫妻。ニコライの両親。
大国ロシヤ皇帝と盲目の娼女。