I wanna dance 1
「じゃあ、なまえ悪いけどちょっと行ってくるね!」
「えっ!?私はどうすればいいのよ!?」
渾身の叫びも空しく友達は男の人と去っていく。
今日は友達に連れられて初めてクラブという場所に来た。
踊って少し疲れたので、カウンターでお酒を飲んでいたら友達が声をかけてきた男の人と再びフロアに踊りに行ってしまった。
「…どうしよう」
ぽつんと一人で残された私は、どうしていいかわからなくてグラスを口につけるしかない。
ぼんやりと大音量の音楽と色とりどりのライトの元で踊っているダンスフロアの人々をまるで別世界の様に眺めていた。
「おねーさん!どうしたの?」
そんな大きな声と共にいきなり肩を叩かれる。
驚いて振り返れば、知らない男の人二人が立っている。
私に声をかけてきた人は一重まぶたの歯茎がかわいらしい顔の小さな男の人で、もう一人はくりくりとした大きなぱっちりした瞳でにこにこ笑う仔犬みたいな男の人だった。
「一人なの?」
もう一人の方が人懐っこい笑顔で話かけてくる。
「友達とはぐれちゃって…こういうところ初めてでどうしていいかわからなくて…」
戸惑いながらも素直にそう答えると、そのまま2人の男の人が私を両側から挟んで左右の肩を組んできた。
「そうなんだ!でも、せっかくクラブに来てるんだから、一人で酒飲んでるだけじゃもったいないよ!」
「うん!きっとその友達も楽しんでるはずだから、お姉さんも俺達と楽しもうよ!」
「えぇっ…!?ちょっと!?」
いきなりの思いがけない展開に戸惑う私は、大音量のノリのいい音楽とストロボのきいた照明が渦巻いている広いダンスホールの隅っこへとそのまま連れていかれた。
「俺はおあいて」
歯茎の素敵な彼が自己紹介をすれば、
「俺はおあいて2」
仔犬みたいな彼はキラキラした笑顔を見せる。
「「お姉さんの名前は?」」
名前と年齢を聞かれて正直に答えると、2人は”年上に見えない”と驚いていた。
「なまえ見つけてから気になってたんだよねー」
おあいて君が少し照れた様に頬を赤くして頭を掻いている。
「俺も!だから、取られちゃまずいって思って一人になった瞬間に二人で声かけちゃった」
おあいて2くんはいたずらっ子みたいに舌を出しながら、私をそのまま壁へ押し付ける。
「えっ!?おあいて2君!?」
驚いていると、そのまま顔を両手で挟んでキスをしてきた。
ちゅっちゅと音を立てて優しく舌でぺろぺろされる。
気持ちよくて、頭の中がピンクのもやがかってふわふわしてきた。
「「ぎゃはは!不細工!!」」
ところが、顔を離したおあいて2君が両手でほっぺをむにゅっとはさんできて、変な顔に変形させられた私は2人に爆笑される。
「もぉ!何すんのよ!!」
理性が戻った私はもちろん怒って、2人を押しのけて帰ろうとする。
「ごめんごめん!なまえ、かわいいよ!」
おあいて君が慌てて私を壁際へと戻す。
「なまえ…一緒に踊る?むしろなまえだけ踊って?」
さっきまでとはうって代わって急に低く甘い声で囁く。
さっきまでのおちゃらけた雰囲気は消えて、男の表情をしている。
今度は私を逃がさないように2人が両脇から身体を密着させてきた。
「言っとくけど、普段俺達こんなことしたことないんだよ?」
いやらしい手つきで腰をなぞるおあいて君と
「なまえちゃんが初めて…」
耳たぶを甘く噛むおあいて2君。
「ちょっと…だめだよぉ…」
「なんで?いいじゃん。なまえの肌、柔らかくてすべすべ」
おあいて君が太もも撫で回し始めて、しかも、足の間に自分の足挟んで閉じれないようにする。
「んっ、いい匂い」
そんな彼に気を取られていたら、おあいて2君までが首筋に顔を寄せる。
そしてそのまま舌で鎖骨までなぞられた。
「ねー、会った時からずーっと思ってたんだけど、なまえちゃん、おっぱいおっきいよね」
「ひゃんっ!?」
突然おあいて2君に服の上から胸をツンツンと指でつつかれた。クラブに行くからと普段しない様な少し露出の高い薄い服を着ているから刺激が強く伝わってくる。
「あう…そこ…」
「乳首いいの?」
トップスの下から手入れてブラジャー押し上げておあいて2君のゴツゴツした手が膨らみを弄って揉みこんでくる。そして、いつの間にかおあいて君はスカートの中に手を滑りこませて、ショーツを脱がせてきた。
この2人の男の子の愛撫に私はなす術もなく身体を開いてしまう。
「あっ…んふぅ…」
「なまえちゃん、声出してもばれないよ?」
「そうそう、どーせ音楽で皆聞こえないって」
周りから見えないように二人にガードされて、おあいて君がズボンのチャックを開けて直下たった自身を私の入り口に当てた。
すでに身体の力は抜け、音と光の洪水に理性は浚われてしまった私は誘うように彼の首へ両腕をかけた。
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