Be mine2




「…おあいてとは、やっぱり付き合えない」

「なんで?今、フリーでしょ?」

「…そういう問題じゃないよ」

「何?おあいて2が好きなの?アイツ彼女いるだろ?」

「違う。でも、彼みたいに男らしくて、私の事を引っ張ってくれる人がいいのは本当」

さっきまで酔っ払っていたとは思えない位にはっきりとした口調で、まるでミーティングで重要事項を決めるときみたいに厳しい口調で問い詰めてくる。
赤かったはずの顔も普段と変わらない白い肌へと戻っていた。
そして、そんな彼はベッドの上にいて、一方の私はその前のラグに座りこんでいる。
なんだか、見下ろされて説教をされている様な気持ちになってきた。

「…つまり、俺は男らしくないって事?」

ベッドの上で胡坐をかいで、困ったといわんばかりに頭をわしゃわしゃと掻きながら大きく溜め息を吐くおあいて。
どうやら、私の答えに納得がいかないらしい。

「う〜ん… 友達としては好きだけど…近すぎて男って思えないというか…あと、色んな女の子にいい顔し過ぎなとこも…」

「じゃあ、それを直せばいいの?男らしいとこを見せれば付き合ってくれるの?」

「そうじゃなくて…んんっ!?」

友人関係を失いたくないと言おうとしたけれど、不意に顔を引き寄せられて唇を塞がれる。
濃いアルコールの匂いが流れ込んできて、頭がクラクラしてくる。
しかも、彼はキスをしながら、今度は私をベットに押し付けた。

「ちょっと、何するのよ!」

無言のまま不敵な笑みを浮かべるだけのおあいてが今度は首筋に唇を寄せる。
そして、片手は私の胸の膨らみを掴んでもう片方は背中へと回され、そのままのし掛かられて動きを封じられた。

「ダメだって…!ほんとに…」

抵抗にも反応を見せずに、耳朶を甘噛みしたり舐めたりしながら何度も首筋にキスをしている。
耳に触れるその息遣いは荒い。 酔いが醒めたのかと思ってたけど、鼻をつくアルコールの臭いに顔の赤みがとれただけでまだまだお酒に飲まれているのだと分かった。ただ、時はすでに遅く、既に服にてをかけられてしまっている。
ニットは捲り上げられて、肌は外気に晒された。

「綺麗だね」

「見ないで…!お願いだから!」

背後のブラジャーのホックがいつの間にか外されて胸が解放される。
現れた二つの膨らみをじっと見つめるおあいて。

「見ないでって言うくせに、見られてココ固くなってるけど?」

そして、現れた先端を親指でくにくにと刺激しながら楽しそうに笑っていた。

「もっ…!こんなの冗談で済まなくなるから!」

「冗談で済ます気なんて初めからない」

真剣な声でそう告げた彼は、顔を私の胸元へ寄せる。

「はぅっ…」

固くなった先端に舌を這わせたかと思えば、そのまま吸い付かれる。
止めさせなければと、頭を離そうとしてもぎゅっと密着されて引き離すことは出来ない。
それどころか、自分の身体から力が抜けていってしまう。
突起を舐められていると、いつの間にか彼の右手は腰を撫でてそのままジーパンのボタンを外し、チャックを下ろして秘裂へと指を伸ばした。

「おあいて…お願い…ホントにこれ以上は…」

「そんな事言うけど、ここは濡れてるよ?ほら」

粘膜に直に指が触れれば、くちゅっと軽い水音がする。

「これでも認めないの?感じてるって」

返す言葉に困っていると、おあいてはその沈黙を肯定と受け止めて指を蜜壺に埋め込んだ。

「なまえの好きなところはここ?それともこっち?」

「やっ…はぁっ…」

楽しそうに中をかき混ぜるおあいて。
粘膜を指が這い回り、じわじわと蜜が滴り、内側から快感が蠢いて我慢しようと思っても声が出てしまう。

「あぁっ!」

そんな中、ある一点を指先が掠めると声が一層大きくなり、腰がピクンと跳ねてしまった。

「見つけた…ここがいいんだ…」

とうとう探り当てられてしまったソコを執拗に擦られれば段々と腰が浮いてしまう。

「ちゃんと見ててあげるから、ほらイッてみせて?」

まるで子供をあやす様に優しい口調で諭しながら、身体を捩って抵抗しようとしてもびくともしない力で私を押さえて肉襞を擦り続ける。
溢れだす愛液が飛沫になって太股にかかる感覚、彼の指に絡みついて痙攣していく自分の粘膜、そしてがくがくと笑い始める膝。

「やあぁっ…!」

大きく鳴き声を上げて、とうとう達してしまった。
そのまま、身体をひくつかせてベッドに横たわる。
呼吸を整えている内に、気づけば纏うもの全てがおあいての手で剥ぎ取られていた。

「なまえ…もう…我慢できない…」

自身も惜し気もなく肌を晒した彼は、すでに昂っている雄を私の中心へと宛がった。


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