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貫通した痛みで、我に帰ったなまえは再び抵抗を始めた。

「おあいて君…お願いだから抜いてよぉ…！」

そう大声をあげて、自分の膣内から俺を抜こうと暴れる。

「駄目だって、これからじゃん…」

しっかり腰を掴んで、更に肉杭を食い込ませる。
抵抗しても無駄だよ、なまえ。

俺に抱かれて男に愛される喜びを知って
俺の体液で底知れない男の欲望の熱さを感じればいい。

全部、俺のものにするから。

ベッドが軋み、シーツが乱れる。
俺は下から彼女を突き上げ続けていた。

「ねぇ、なまえ、ここイイんでしょ？」

「やだぁ、ちがう」

なまえは涙を浮かべながら否定する。

「嘘ばっかり。さっきからココ突くたびに膣内がきゅって締まるよ」

そう言いながら、見つけたなまえのイイ所をグリグリと先端で刺激する。

「やぁっ！ダメぇ！！」

身体を仰け反らしながらも、肉襞が俺に絡みついてくる。
目の前にある胸の先端に吸いついてコロコロと舌で転がしたり甘く歯を立てると膣壁は蠢き吸いついてくる。
そのまま同じ場所を執拗に擦ると、なまえの膣内が段々とキツくなってきた。

「はぁっ…うぅ…もぉ、無理…」

「ダメだよ…っ、ちゃんと俺の目を見てイッて」

そう言って、腕を伸ばして彼女の顔を俺の方へ向ける。
その状態で、激しく腰を動かし続けた。

「あぁっ！だめぇ！おあいて君…！」

すると、すぐに俺の名前を呼んだかと思うと、グチョグチョになった膣内が俺の肉棒を締め付けてきた。
頬を紅潮させ、涙を流しながら絶頂を迎えたなまえの表情を視界に捕えると、愛しさと欲望は更に固さを増した。


「なまえ、気持ちいい…？」

「っ…あ…はぁ…ん」

なまえが絶頂を迎えた後も、俺達はずっと繋がったまま。
初めはあんなに痛がっていたなまえも、今は快楽に支配されている。

「ほら、俺にしっかり掴まって？」

「はぁっ…うぅ…」

なまえの身体は力が抜けてて、最早支えがなきゃ倒れてしまう状態。
俺の首に両腕を回させて身体を密着させる。
互いの肌の熱さが伝わってきた。
そのまま身体を揺さぶってやると

「ひゃあっ!?あぁっ！！」

彼女はまた絶頂を迎えた。
背中を弓なりにして、ビクンっと大きく身体を震わせる。

「なまえ、受け止めて…」

彼女からの甘く強烈な刺激で俺自身が痙攣し、勢いよく精液が噴出する。
自分でも驚く位の熱がなまえの胎内に広がった。

そして、腰を抱き寄せて一滴も溢さないように自らの肉棒で栓をする。

「…おあいて…君…」

彼女は俺に身体を預けると、そのまま意識を手放してしまった。



枕元に座り、眠る彼女の涙を拭う。

やっと手に入れた―――


嬉しさに口角が上がる。

君の存在は俺専用。
君の瞳に映るのは俺だけでいい。

あぁ、指輪を買ってこなきゃ。
契約が必要だから。
言い伝えによれば、左の薬指の血管は心臓に繋がっているらしい。

俺はなまえの薬指に口づけを落とした。




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