submission1



「さぁ、なまえちゃんしっかりして?」

おあいてが抱きかかえていたコイツを下ろして、俺の方へと突き飛ばす。

「ひゃっ…!?」

「ほら、身体を清めてやるからよ」

バスルームは洗い場に大人が3人いても十分に余裕がある位に広い。
そのまま、この無力な女を抱き竦めて床に座り込ませた。
初めはヒヤリと冷たい大理石のタイルも次第に体温に馴染んでいく。

「やだぁ…見ないで…」

「何を言ってんだ?お前。きちんと見せねぇと洗えねぇだろうが」

抗う事を許さずに背後から押さえ込んで大きく股を開かせてやる。

「すごいよ。どんどん溢れてくる…」

瞳を輝かせて、感嘆の声を上げる双子の兄。
シャワーを当てながら蜜壺をぐちゅぐちゅと掻きだせば、俺達の欲望の証が手を白く染めていた。
愛液と精液の混ざりあった淫猥なそれが、水流に浚われて排水口へと吸い込まれていくのを見送る。

「これから毎日、こんな風に君の中に注ぎ続ければ身籠る日もそう遠くはないね」

「嫌…あんた達の子供なんて絶対に産みたくない…!」

「そんな事言わないで?ね?」

おあいてはオーバーに眉を下げ、睨み上げるこの女に対して子供をあやす様に頬にキスを落とした。

「ほんとに止めてってば…!」

「今はそんな事言って逆らってもなぁ、もし現実に子供が出来たら堕ろすなんて事は到底無理だろ?お前は優しい女だからな」

それでも嫌々と首を振り、取るに足らない抵抗を続けるこの女を黙らせる為に後ろから顎に手をかけて、唇をなぞりながらそんな事を告げてやる。

「そうだよね。なまえちゃんは自分とこの組員の子どもの面倒とかよく見てたんでしょ?」

「なんで、そんな事知ってるのよ…」

驚きの後に不審の目を向けてくる惚れた女のその顔は憔悴しきっており、瞳は不安げに揺れていた。

優しさに付け込む事は当たり前。
炙り出した弱みに付け込むなんて事は朝飯前だ。
そんなものは見せる方が悪い。

欲しいものはどんな手段を使ってでも手に入れる。

生まれた時からこの世界にいる俺達にとって、それは呼吸の様に自然の事で。

「そりゃ、ずっと見てたからに決まってんだろ。部下に調べさせてた」

隣のシマであれば、見かける事も珍しくない。
先代が生きていた頃から、まだ俺達が無力な頃から知っていた。

強く惹きつけられたのは、大人になってからで。
コイツが一人で街を歩いているのを、移動中の車内から見た時だった。

十年以上ぶりに見たその姿。

ずば抜けて美しい訳ではない。
かと言って、不細工な訳でもない。
普通の女だと思う。
けれども、輝いて見えたんだ。
金で得られるものでない、価値のある何かがあった。

だからこそ欲しいと思った。

汚い場所でぐちゃぐちゃに何度も踏み付けられながら育ち穢れた俺達と違い、愛情を注がれて温室で大切に育てられたこの女を。


「もう…止めて…」

タイルにへたりこみ、だらしなく両股を広げているお前は涙をこぼしながら懇願する。
普通の男ならそれで止めてやるのかもしれない。

けれども、俺達は違う。

涙を流そうが関係ない。

むしろ、恋い慕う女が自分を拒絶しながら泣いている様相はなんとも興奮させる。
首根っこを押さえつけて服従させ、逆に求めさせて鳴かせて、壊してやりたくなってしまう。

俺の片割れもそうだろう。
ほら、嫌がるお前に丁寧に泡立てたボディソープで洗うふりをして身体を弄っている。
ねちっこい手つきで胸の先端や蜜壺の突起を刺激していた。

「さぁ、第2ラウンドといこっか」

シャワーで泡も秘部から滴る淫らな液体も洗い流して、美しい白肌を露わにしたところで嬉しそうに歯を見せるおあいて。

「頼むから…終わりにして…」

「何馬鹿な事言ってるの?なまえちゃんは。せっかく綺麗になったんだからまた抱くに決まってるじゃん」

懇願を足蹴にし、残酷なまでに清々とした曇一つ無い晴天の様な笑顔を見せた兄は、コイツを四つん這いにさせて再び猛った雄をその中心へと突き立てた。

「っ…あ…あぁ…」

情けない小さな喘ぎ声が半開きになった口から洩れてくる。
両手での腰を抱えて律動を始めたおあいての色素の瞳は、燃え上がった欲望で一層強い輝きを放っていた。

「嘘つきだなぁ。拒否した癖に、此処は僕に絡み付いてくる」

揶揄する様に嗤いながらおあいてが良い場所を擦れば、なまえは腕で自身を支えられなくなり、あっけなく身体は崩れ落ちる。
腰をヒクつかせて達しているが、兄は更に追い込む様に自身の肉杭を打ち込んでいた。

「なまえ、ちゃんと舐めろ」

貫かれているコイツに再び昂ぶり始めた自身を突き付ければ、大人しく舌を伸ばす。
流石に、丸一日以上俺達に懐柔されたせいで、逆らうとどうなるかは理解している様だ。
先端に口づけしてそのまま亀頭を粘膜で包み込む。

「んっ…ふぅ…」

先端に吸い付きながら根元を指で扱いて与えられる刺激に、腰は疼いてきているがそれでも足りない。

「浅いんだよ」

「んん"っ…!?」

頭を押さえて根元まで口腔内に収める。
悶えながら、涙を浮かべて苦しさから逃れる様に昂った俺へと舌を這わせてくる。
口の粘膜も俺へと吸い付き、先ほどベッドで散々可愛がってやった膣内を彷彿とさせていた。

「っ…いいぞ…もっとだ…」

なまえの頭を持って上下させれば、次第に身体が熱くなり、出口へと向かいせり上がってくる快感。
そのまま、その動きを繰り返せば自身が膨張して白濁を粘膜の中へと吐き出した。
そうして、ずるりと自身を抜き去れば、放った自分の精液がこの女の口の中を白く染めている様子に満足感を覚えた。



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