▼ 悪魔の秘め事2
「先生、自分で動いてよ」
みちるは俺に跨がる格好で繋がった。
「やだ…そんな事できない」
「何で?」
拒絶の言葉に更にその深層へと迫る。
「恥ずかしいの…
今までそんな事した事ないし…」
その言葉に口角が上がった。
そっか、俺が初めてか…
「先生可愛い。
ねぇ、お願いだからさ、恥ずかしがらないで?
俺には全部見せてよ」
耳許で甘く囁き、口付けしながら秘芽に手をのばす。
「ひゃあっ!?」
そのまま摘まんでしごいてやったり、弾いてやるとみちるの身体が跳ねた。
「ほら、気持ち良いんでしょ? 動かして」
「あぁっ!はぁ…っん!」
言われるがままに段々と腰を揺らし始めた先生。そして、膣内は俺自身を締め付ける。クチュクチュと水音が響き、肌をぶつける音が響く。
「あんっ!あぁっ!蛍君…!」
俺の腰に手を置いて、みちるは一心不乱に腰を振っていた。自分のイイトコロに当たる様に腰を浮かせている。俺の先端が膣内のザラザラした天井を擦る。その中は気持ちよくて、抱く度にいつまでもいたいと思ってしまう。
「はぁっんっ、あぁっ」
繋ぎ目からはとめどなく蜜が溢れていた。みちるが喰わえ込んで離さない。
まるで俺を道具に自慰をしてる様だった。
それは何度も夢みて、自分の手を欲望で汚してきた光景。
望んでいたその姿が今、正に現実になり、与えられる快感は想像よりも遥かに凄まじいもの。
このままじゃ、俺の方がヤバい…!
そこで気を紛らわせようと、先生に言葉をかける。
「っ、先生、腰振りすぎ…
そんなに俺のが好きなの?」
「…蛍君、イイよぉ!」
みちるは快感による生理的な涙を流し、頬を紅潮させ、俺の名を呼ぶ。白い乳房を揺らして、俺から与えられる刺激に溺れている姿に興奮は増し、キツい膣内で俺自身の体積が増すのを感じた。
「あぁっ!!やぁっ!!」
喘ぎ声が一層高く大きくなる彼女の入口がぎゅっと根元に絡みつき、膣壁が俺に吸い付いてきた。
…そろそろだな
俺が下から軽く突き上げてやると
「もうダメ!!はあぁっ!」
粘膜が俺を最奥へ導いて、その後、絶頂を迎えた。降りてきた子宮口が、先端に押し付けられる。
「…っ、先生…受け止めて」
俺も耐えきれずに膣内に欲望を放った。
「はぁっ、はぁっ」
みちるが呼吸を荒げたまま、俺の胸元へ崩れ落ちる。
「先生、マジで可愛すぎ」
頭をそっと撫でてやると俺の首に腕を回して
「蛍君…愛してる…」
うわ言の様に呟き、俺の唇に自分の唇を重ねた。そのまま舌を俺の口腔内に滑りこませて自ら絡ませる。
以前より、素直に俺を求めてくれる彼女の姿に幸福を感じた。
全てが終わり、愛しい女性が隣りで眠っている。
その寝顔は、聡明で美しくさっきまであんな風に激しく腰を振って、俺を求めていたなんて想像つかない。唇に軽くキスをして胸に顔を埋めた。
彼女の鼓動を間近で感じる事で安心感に意識を沈める事が出来る。
至福の時であり、だけども同時に不安に襲われる瞬間でもあった。
…そう、先生を快楽に溺れさせて手に入れた様で、本当は俺の方が溺れてるんだ。
貴女が与える甘い刺激は、いつも俺を狂わせる。
手に入れたら、満たされると思っていたのに…
ねぇ、みちる先生、まだまだ足りないよ。
早く俺の処まで堕ちてきて…
これは俺だけの秘密。
ーfinー
2015.6.27
天野屋 遥か
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