※デヒョンが女の子で、何気に近親相姦。



















何の情報を仕入れることもなく只ぼんやりとテレビを眺めていたら、少し遠くでがらがらと引き戸の音がした。

嗚呼、出てきたんだな、とこれまたぼんやり考えていると、ぺたぺた、ぺたぺた、水気を含んだ足音がして。
凭れていたソファから首だけを動かして振り返った瞬間、思わず自分の目を疑った。


「デヒョン?!」

「ん?」


なに?とでも言いたげな顔でこちらを振り返ったのは、俺の実姉の娘だ。
今年で17歳になった彼女は、日に日に少女から大人の女性へと確実に変貌を遂げている。

…にも関わらず、そんなデヒョンは女であるという自覚が全くと言っていい程無い。
その証拠に、今も俺の目の前だというのに下着一枚でリビングをほっつき歩いている。


「こらデヒョナ、ちゃんとパジャマ着なさい!」

「だってあっついもん」

「それならせめてバスタオルで体隠せ!ていうかちゃんと体拭きなさい!」


碌に体も拭かずに出てきたのであろう、全身びしょ濡れのままだ。
一応バスタオルを頭に掛けているものの、水気を切られていない髪の毛からぽたぽたと滴が垂れている。

彼女が辿ってきた道が濡れているであろうことを想像して、結構な溜息が出た。


「あのなぁ、お前一応女の子なんだからな…?」

「一応じゃなくて、列記とした女の子だよ」

「自覚があるなら、ちゃんと身なりを整えなさい…」


はぁ、と溜息を吐きながらソファから立ち上がる。
おっぱぁ、拭いてぇ、と間延びした声で訴えてくる姪っ子の頭を、ふわふわのバスタオルで拭いてやる。

俺が甘やかしたのがいけなかったのだろうか。
…うん、いけなかったんだな。

これからはもう少し厳しくしないとなぁ、なんて、出来もしないことを考えながら彼女の柔らかい体をタオルで包み込む。

下着一枚といっても、それはパンツだけであってブラジャーをしていた訳ではないから、近ごろ急激に膨らみ始めた胸が視界に入ってどうしようもない。

全く、本当目のやり場に困る。


「おっぱぁ、」

「ん?」

「シたい」

「…はぁ?」


なるべく見ないように、見ないように、と気を付けていた俺の地味な努力を返してほしい。

あっけらかんとしていて豪快な性格とは反対に、嫋やかで豊満な胸を押し付けてくるデヒョンに眩暈がした。

ぎゅうと抱きつかれて、既に情欲を含んで濡れている瞳で見上げられる。
これは本格的に、やばい。

一体どうしたものかと頭を捻らせていると、ちゅ、と温かくてふわふわした感触が唇に触れた。


「…こら、デヒョナ」

「おっぱとセックスしたい」

「露骨にそういうこと言うのやめなさい」


これはもうだめだ。

何を言っても聞かないパターンだと認識して、額を右手で押さえた。


「んっ…」


ちゅ、ちゅ、と吸いつくような木目細かい肌に口唇を落とすと、頭上からくぐもった声が漏れ聞こえてくる。
顔をずらして胸の突起をべろりと舐め上げれば、ぴくんと躰を跳ねさせたデヒョンが、たまらないといった様子で俺の髪を引っ掴んで来た。


「おっぱ、ぁ…」


甘えた声。
俺を煽るためなのか、それとも求めているが故なのかは分からないが、デヒョンの透き通るような声はとろとろに溶け切っている。

瑞々しい四肢を擦りつけられながらそんな声を上げられては、男としてはもうどうしようもない。

上手い事流されている気がしなくもないが、まあそれも悪くないなと彼女の秘部に右手を伸ばす。
つつ…、と熱を帯びたそこを一撫ですると、とろりとした蜜が指に絡みついてきた。

まだ愛撫を初めて数刻しか経っていないというのに、一体どれ程欲が溜まっていたのだと考えてしまうくらいに濡れている、まだ俺しか暴いたことのない其処。
くちゅ、とか、くぷ、といった卑猥な水音を立てている場所に指を一本滑り込ませると、デヒョンがまた一つ鳴き声を上げた。


「やっ…、おっぱ、はやく…」

「…まだ一本だぞ」

「いいから、っ…」


早く、と急き立てられている間も指を動かしていると、甘い刺激がもどかしいのか、腰をくねらせるデヒョン。

あまりにも強請られるので、ふぅ、と一つ息を吐いてベルトのバックルに手を掛けた。
そんな少しの時間さえ焦れったいらしく、デヒョンからの熱っぽい視線が俺を昂ぶらせる。

下着から跳ねるように飛び出した自身をデヒョンの蜜部に当て身を屈めると、もうずっと待ち望んでいたかのような、期待に満ちた溜息が俺の耳を撫でた。


「…あ、」

「え…?」


目の前の厭らしい光景に気を取られていて気付かなかった。
思えばここはリビングのソファの上だ。

つまり、ゴムが無い。


「デヒョナ、ちょっと待ってろ」

「えっ、なんで?」

「…寝室行ってゴム取ってくる」


途端、ぽかんと口を開けるデヒョン。

それもそうだ。
ここまだ互いを高め合って、いざ挿入、という時に水を注したのだから。

何て格好の悪い、と内心苦笑しながら上半身を起こせば、デヒョンががばりと飛びついてきた。


「うわっ!こら、デヒョナ?」

「…いらない」

「は?」

「ゴム、要らない」

「…え、」


今度は俺が面食らう。

ちゅう、と首筋に吸いつかれた感覚に戸惑っていると、そのまま後ろに押し倒された。


「っあ?!こら、デヒョナっ…!」

「ふふ、いい眺め」


とんでもないエロガキだ。
普段は無邪気で子どもっぽいくせに、こういう時だけ成熟した姿を吐露してくれるから困る。

今現在俺が晒されている状況が把握できない…訳ではないけれど、正直理解したくない。

だって、これはやばい。
本日二度目の、やばい状況だ。


「デヒョン、退いてくれないか?」

「やだ」

「やだじゃなくて…」

「だっておっぱ、おれが退いたらゴム取に行っちゃうんでしょ?」

「今すぐにでも行きたい」

「だぁめ」


ダメ、じゃないだろ…!

そう心の中で涙しながら、こうなったデヒョンはもう止められないだろうなという諦めも湧いてきて。

けれど、ここで諦めては駄目だという良心というか責任感というか、まあそんなものが俺を冷静にさせる。

彼女を孕ませるなんて、死んでも出来ないことなのだから。


「デヒョン、いい加減にしないと怒るぞ」

「どうして?」

「妊娠でもしたらどうするんだ」

「……」


この場に似つかわしくない、真剣な表情で彼女を見上げる。

するとデヒョンは何か考えるように黙りこくって、ほんの一瞬、本当に一瞬だったけれど、どこか寂しそうな顔をした。


「デヒョナ…?」

「おれは、悪い子だから。だから、おっぱの言う事なんて聞いてあげない」

「はぁ?…って、こら…!」


こんなやり取りをしていても萎えることのなかった俺自身を握り込んで、数回扱く。
十分すぎる程膨張したのを確認したデヒョンが、それを秘部に当てたかと思うと、ゆっくりと腰を落とし始めた。


「んぅっ…」

「っ、デヒョン…!」


碌に慣らしもしていないのに、この体制でなんて。

彼女が何を考えているのかわからなくて、ただ満たされたいだけなのだとすれば、本当に無責任すぎる。
…なんて、俺が言えたことじゃないが。


「あぁっ…!」


くちゅん、と音を立てて、デヒョンの体内に収まり切ったそれ。
俺の腹部に両手を付いたデヒョンが、はふ、と息を吐いた。


「おっぱの、おっきい…」

「、ばっか…!」


一度沈めたモノを引き抜くように腰を上げ、重力に任せてまた落とす。

はぁはぁと小刻みに息を吐きながらそれを何度か繰り返され、前後に揺するように動かれれば、俺にも限界が近づいて来くる。

くそっ、と誰にでもなく小さく毒づいて、俺の上で裸体を揺らしているデヒョンの細い腰を両手で掴んだ。


「あっ、ん、…ぁあっ…!」


ずん、と下から勢いよく突き上げる。
その衝撃で俺の上に倒れ込んで来たデヒョンを抱き留めて、もう一度腰に手を添えた。


「あ、やっ、んぁっ」

「でひょ、な…っ」

「やっぁ、!…はげし、っ…おっぱぁ!」


ぱんぱんという衝撃音が鳴るほど突き立て、目の前で生理的な涙を流しているデヒョンを煽る。

形や硬さを記憶するように吸いついてくる膣内に眉を顰め、ふるふると振動している尻たぶを両手で掴んで引き上げた。
そうすれば自身がまだ暴いたことのない所へと身を沈めて行って、最奥をこつこつと突かれる刺激にデヒョンの躰が悲鳴を上げる。


「ああぁ…っ、や、あ…!」

「…っ、」

「っぁ、おっぱ、なかっ、に、だして…っ」


おれの中でイって。

涙をぽろぽろと零しながら、必死に俺を見上げ訴えてくるデヒョン。
そんな姿にさえ欲情して、もう限界だと思っていた自身がまた彼女の中で膨張する。

お願い、お願い、としきりに訴えてくるデヒョンにキスをして、最後のスパートを掛けた。


「んぁっ、あ、やだっ、やっぁ……っ!」

「っく、ぁ…」


ずちゅん、と一番大きく腰を突き上げて、上に乗っている彼女を抱きしめたまま押し倒す。
びくびくと痙攣している体内から自身を勢いよく引き抜いて、忙しなく上下しているデヒョンの腹の上に白濁を吐き出した。

はぁ、と深く息を吐いた俺をちらりと見上げた後、腹に飛び散った白濁を指で掬うデヒョン。
それをぼんやり眺めていると、同じく指に絡めた生の塊を見つめていたデヒョンが恨めしそうに俺を見上げてきた。


「中に出してって言ったのに…」

「…あのなぁ、」

「おっぱ、いつもゴム付けるんだもん」

「当たり前だろ」


ぺちっ、とデヒョンの額を軽く叩けば、ぶすっと頬を膨らませて拗ねる。

デヒョンはいつもゴムを付けることを嫌がるから、付けずにセックスをしたのは今日が初めてだったりする。


「騎乗位でシたら、絶対中に出してくれると思ったんだけどなぁ…」

「そういう魂胆だったのか」


何故そうまでして、というのが律直な疑問だ。
“中に出してほしい”と強請るのは、単なる興味本位なのか、それとも…。


「おれ、おっぱの赤ちゃん産みたいの」

「…は?」

「本気だからね?」


そう言うと、デヒョンはあろうことか、二本の指で弄んでいた欲望の残骸を口に含んだ。


「っちょ、お前何やってんだ!」

「?おっぱのせーえき舐めてるの」

「見りゃわかる!」

「じゃあ聞かないでよ」


変なおっぱ、と怪訝そうな顔をされ、思わず俺は頭を抱えた。




シュガーをちょうだい








またしてもごめんなさい/(^o^)\
いつも素晴らしい萌えを発信してくれている、ブラザーらんこへ!

元々このネタはらんこちゃんがツイで呟いていて、それに滾った結果お互い書くことになったものです(^-^)
ただデヒョンに「おっぱのおっきぃ///」って言わせたかっただけのお話。笑

遅くなった上にいつも以上に薄っぺらい内容で申し訳ないですが、受け取ってくださると嬉しいです!pq










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