君が君になった瞬間
written by 綺月深穏
耳の中に音楽が咲いた
君が君になった瞬間だった
他の誰でもない 代わりのいない
切ないって気持ちを初めて知ったよ
横顔ばかり 背中ばかり
すれ違いざまに ガラス越しに
わたしの視線に込められた意味を
君は知らぬまま 日々は過ぎてく
春の足音は忍び足でやってくる
眠る前に君を考える時間も長く
耳の中に音楽が咲いた
君が君になった瞬間だった
一瞬は膨らんで毎日になり
ずっとずっと一人で妄想してるよ
春の訪れは甘く淡くやってくる
季節の移ろいをものともせず 変わることなく
胸の奥に刺々が生えた
君は誰を君と呼んでいるの?
他の誰でもない わたしだったなら
耳の中に音楽が咲いた
君が君になった瞬間だった
他の誰でもない 代わりのいない
切ないって気持ちを初めて知ったよ
category : Lyric
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