only good-bye
written by 綺月深穏


キミを好きなことは本当なのに
それを証明する術を見つけられないのは
あたしがキミより大切なものを
持っているという証明になってしまう

愛 なんていつか消える
呟いてみても まるっきりそうとは思えなくて

明日の朝になったら 春が始まる
芽吹き始めた蕾にせかされて
あたしは行く まだ見ぬ街へ
それでもきっと言えない love you
キミに伝えるのは only good-bye


あたしを好きなことが本当ならば
目に見える形で証明してみせてよ、と
夕暮れ 影に意地悪を言った
キミはただ笑って無言で手を振った

永遠を信じられない 弱さを薄情さを
キミのせいにして 真夜中に泣く

あと10分経ったら 春が始まる
これでよかったんだと言いきかせ
あたしは行く ヒトリキリでも
見送る背中に言えない love you
これが精一杯 only good-bye


青春 なんていつか終わる
理解したようなふり
だって割り切れない 泣いてしまう


発車のベルが鳴っている 春が始まる
芽吹き始めた蕾にせかされて
あたしは行く キミを残して
それでもきっと言えない love you
キミに伝えるのはonly good-bye

ごめんね でも 言えない love you
最後に伝えたのは only good-bye


category : Lyric

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