譲り合いは大切だね。
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円堂「突然だがお前ら土曜日…空いてる？」
神童「ええ、まぁ…」
速水「…一応」
霧野「空いてるな。」
松風「空いてますよっ」
倉間「空いてるけど。」
浜野「空いてる♪」
西園「空いてるよ！」
三国「俺も空いてるな。」
天城「だド。」
車田「ああ。」
円堂「なんだぁ皆空いてるのか。」
神童「どうして急に聞いたんですか？」
円堂「遊園地のペアチケットを俺と俺の嫁さんで行くつもりで持ってたんだけど、あいにく仕事が重なって行けなくなっちゃってさ…よかったらお前らの中で空いてるやつにあげようかと思ってな！」
霧野「遊園地…神童と…」ほわわわわん(妄想中)
松風「遊園地で剣城とお化け屋敷に行って剣城が俺にしがみついてきて、それで…」
三国「その妄想口に出すな。」
円堂「というわけでじゃんけんしてくれ！」
一同「じゃーんけーん…」
ホイッ
霧野「やったぁぁぁぁぁぁぁあっ勝ったぜ俺！勝ったっっ！神童、一緒に行こうっ！」
神童「あ、ああ、いいけど…(変な真似したらフォルテシモだからな)ﾎﾞｿｯ」
霧野「…………も、もちろんそんなこと…」
速水「…(今明らかに霧野君言葉につまりましたよね)」
霧野「にしても楽しみだな…遊園地って何年ぶりだろうな？」
神童「確かにずっと行ってないな、」
霧野「じゃあ明日待ち合わせ時間決めてくるから！」
神童「ああ、ありがとうな」
霧野「楽しみだな〜最初何に乗ろ？やっぱジェットコースターかそれとも…」ﾁﾗｯ
倉間「……(シュン…)」
霧野「…………(…倉間…)」
神童「どうしたんだ、霧野？」
霧野「…わ、わりぃ神童、俺やっぱその日、用事があるから遊園地の件、キャンセルでもいいか？」
神童「あ、ああ。急にどうしたんだ？」
霧野「ちょっと…急用がな。と、いうわけだから…倉間、やるよこの券。」
倉間「は？」
霧野「楽しんでこいよ！じゃあな！」
倉間「………余計なこと…しやがって…」
霧野「………」
神童「………あの券…倉間の為に諦めてやったんだろ？」
霧野「……んなこと…」
神童「じゃあなんで泣いてるんだ？」
霧野「こ、れは……っ」
神童「…なんやかんやで優しいんだよな、霧野。」
霧野「………」
神童「………遊園地には行けなくても、…今週の土曜日、どっかに遊びに行こう。」
霧野「っ！！神童……」
神童「…あはは、元気になったな。」
霧野「……拓蘭！？これは拓蘭！？？俺、拓蘭でもいいからな全然！！！さぁ俺を押し倒せぇぇぇえっ神d(ry」
神童「…フォルテシモォォォォォオ」
霧野「みぎゃん」
神童「バカ。お前の心配したのが間違いだったっ」
霧野「はははっ(にこぉっ)」
神童「…まぁ、いいか(つられて笑顔。)」
倉間「(………)」
倉間「(………南沢先輩の家の前まで来ちゃったけど…どうするんだよ俺)」
倉間「(どうやって誘うつもりで来たんだ…)」
倉間「(『俺遊園地のペアチケット持ってるんスけど、一緒に行きませんか？』)」
倉間「(いやいやいやいや普通に無理。俺から遊びに誘ったことなんて一度もねーし…)」
倉間「(でも…)」
倉間「(いや…)」
倉間「(……うわぁぁああああこれじゃ俺ただの不審者だって早くインターホン押せよ俺っ
南沢「倉間？」
倉間「ひょああああryっ」
南沢「…どうしたんだ？そんな俺の家の前でもぞもぞして…普通に入ってくればいいのに。」
倉間「だ、だって…」
南沢「まさか、あれか？」
倉間「…なっ…まさか知って…」
南沢「お前からヤりたくなった…とか。(ﾆﾔｯ)」
倉間「………すんません殺気がムラムラと。」
南沢「冗談だって。あ、ところで、今週の土曜日一緒に映画行かないか？俺、券持ってるから。」
倉間「(遊園地と同じ日…)」
倉間「…っっ…南沢先輩…」
倉間「(ここで『行きます』って言ったら俺はいつも通り…)」
倉間「(今日は…俺が、先輩に…)」
南沢「…？行かないのか？」
倉間「(俺が、言う…)」
倉間「せん…ぱいっ」
倉間「俺、…遊園地のペアチケット持ってるから…一緒に行きませんかっ。」
南沢「…倉間。」
倉間「…っ」
南沢「……」
倉間「……」
南沢「…ぷっ」
倉間「っ何笑ってるんスか。」
南沢「初めてだな、倉間から遊びに誘ってきたの。」
倉間「……。」
南沢「……わかったわかった。仕方ないからついてってやるよ。」
倉間「違いますよ。俺が仕方ないから誘ってやったんスよ。」
南沢「わーったわーったそういうことにしとくって。じゃ、…」
倉間「南沢先輩、ちょっとかがんでください。」
南沢「どうした？」
倉間「いいですから。」
南沢「…？」
倉間「……」
ちゅー
南沢「ちょっ倉間今…っ」
倉間「……さ、さよならっ///」
南沢「…たく、今日はあいつ…」
霧野「うーむこれは甘いっあの甘甘を見てたら俺は神童を襲いたくなりましたであります。」
神童「ちゃんと誘えたな、倉間。」
霧野「はい、最後に倉間が南沢先輩にキスしたときにはつい神童にキスしようかと思いましたであります！」
神童「倉間がキスまでするとは…ていうか今のって見ててよかったのか？」
霧野「いいんだって神童。俺達の遊園地デートの機会を譲ってやったんだから覗き見させてもらう権利くらいは。」
神童「……そのことなんだけど…」
霧野「？」
神童「その遊園地…どうやら俺の会社の系列のものらしくってさ。」
霧野「…え？」
神童「なんか…あの券何枚でもあげるって言われた。」
霧野「……」
神童「どうする、行くか？」
霧野「んー、いいかな、ありがたいけど。」
神童「あれ、行かないのか？」
霧野「まぁ今度の遊園地デートの特権はあいつらだけのものにしといてやるよ」
神童「はは、そっか」
霧野「それに…」
神童「？」
霧野「俺が頑張ってお金ためて、今度神童を遊園地に連れていく！」
神童「…霧野、今の全財産は？」
霧野「一円玉五枚ですが何か。」
神童「…おめでとうそれ五円玉に換えてこい」
霧野「五円玉一枚より一円玉五枚に魅力を感じます。」
神童「…おこづかい何に使ったんだ。」
霧野「えっ聞きたい？」
神童「いや、いい。想像つく。…つかそれ俺を遊園地に連れてってくれるのはいつになるんだ…」
霧野「よぼよぼじいちゃんになる頃。…いや、むしろ死ぬ頃。」
神童「…はぁ…」
(死ぬまで一緒。)
(そう言いたいんだろ。)
(はは、バレた？)
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宵霧さまにいただきました!!
宝物です!!
桜兎なんかのために書いてくださった世界でたったひとつの蘭拓&南倉文です!!
（←嬉しすぎて何が言いたいのかわからない・笑）
蘭拓&南倉（倉間ちょっとデレ気味）でお願いしたんですが、
桜兎の書く蘭拓&南倉とは悲しいくらいに全然違いますね（^^;）
（桜兎に文才ください…泣)
みんな可愛すぎです!!
倉間がんばったね!!
蘭拓がもはや夫婦www
蘭丸がボケ（攻め？）てるのにスルーなたっくんが素敵です（笑）
蘭丸が一円玉5枚しか持ってない残念な子で爆笑しました（笑）
言ってること超かっこよかったのにwww
胸倉掴んで背伸びしてキスする倉間も好きですが、
かがませて不意打ちでキスする倉間も愛しいですね!!（←何言ってるんだ）
書き出したらキリがないので桜兎の感想はこのへんにしておきますが、
宵霧さま本当にありがとうございました!!
大切にします（*＾∀＾*）