君をドキッとさせたいの!
柚弦さまへ
神童「もう怒った・・・」ふるふる
剣城「は?」
神童「俺は!もう!本気で怒ったんだぁぁぁぁぁ!!!」ぶわっ
剣城「その割にはすごい涙目ですけど。・・・また霧野先輩ですか?」
神童「ああそうだ!!と言うか霧野以外有り得ないだろ(泣)!!?」
剣城「(逆ギレっつーか泣きギレ・・・)・・・それはまぁそうですけど。今回はどうしたんです?」
神童「今回も何も・・・毎日毎日24時間ずーっと後を付け回され人前でセクハラされ、ちょっと姿が見えないかと思いきや俺の私物を盗んでたり部屋に監視カメラ&盗聴器付けられてたり写真撮られてたり、2人きりになった途端いきなり押し倒してきたりキス「わかりましたもう充分です落ち着いてください(剣城)」・・・す、すまない・・・」
剣城「いえ・・・。で、肝心の霧野先輩は今どこに?」
神童「あまりにもしつこいから18発くらいフォルテシモ打ったら動かなくなった」
剣城「と言うことはあと10分したら復活しますね」さらっ
神童「・・・残念だけどな。それでだな剣城、最近の霧野はあまりにも酷すぎるから仕返ししようと思うんだが・・・何か良い案は無いか?」
剣城「・・・普通に無視すれば良いんじゃないですか?」
神童「ついこの前にほぼ一日中無視し続けてたら逆ギレ(?)した霧野が無言で押し倒してきて、俺が泣いて謝るまで延々とセクハラされ続けたからもう嫌だ・・・」ぐったり
剣城「(苦労してんな・・・)・・・あー、じゃあ俺にはちょっと・・・」
神童「そんな・・・!!もっ、もう、俺には頼れる奴が・・・!!!」
松風「そんな貴方に復讐の先導者、京たんの嬉し恥ずかしときめき☆ラブリー恋人の松風天馬きゅんが呼ばれて飛び出てぽぽぽぽーん」
剣城「自称のギャップがハンパなさすぎるだろ」
神童「突っ込むとこはそこだけで良いのか?」
松風「まぁまぁ、細かいことは気にしちゃダメですよ元キャプテン^^」
神童「どっちかって言うと細かいのはお前のほうだけどな現キャプテン」
剣城「・・・それで、お前は何で(呼んでも無いのに)登場して来たんだ?」
松風「ポジティヴそよ風だからカッコ内は見なかったことにするとして、そりゃあもちろんさ迷えるキャプテンに救いの手を差し伸べようと思って」
剣城「・・・・・・本音は」
松風「これ以上京拓京フラグ立たせてたまるかさっさと追っ払って剣城とラブラブちゅっちゅしたいです」
剣城「よーし、キモいから今すぐ帰れ」ぐいぐいげしっ
松風「うわぁあああん止めてよ剣城、冗談だから蹴って追い出そうとしないで(泣)!!!」
剣城「どこが冗談だあ゛ぁ?」
神童「ま・・・待ってくれ剣城!!天馬、本当に何か良い仕返しの方法があるのか・・・!!?」
剣城「神童先輩・・・コイツに頼っても時間(と言うか行)の無駄ですよ」
松風「さらっと裏事情言ったね剣城」
神童「・・・そ、それでも!俺は霧野に少しでも仕返ししてやりたいんだ!このまま泣き寝入りなんてしたくない!!」
剣城「神童先輩・・・」
松風「・・・分かりましたキャプテン。俺がとっておきの仕返し方法を伝授してあげましょう!!!」
神童「ほ、本当か!!?」
松風「はい!ずばり、『目には目を、歯には歯を』・・・変態には変態で対抗するんです!!!」
剣城「いやそれアウトだろ」
松風「何言ってんの剣城。これは古来より伝わる正しい復讐方法だよ!?」
神童「だ、だが・・・俺に霧野のマネをするのはちょっと・・・」
剣城「そんなことしたら確実に神童先輩の人気は終わります」
松風「それを聞くと霧野先輩は何であんなに人気なんだろうね?って話になるけどね!」
神童「・・・それはまぁ良いとして、やっぱり変態で対抗するのはちょっとなぁ・・・」
松風「ものは考えようですよ神童先輩!霧野先輩がダメなら他の人を参考にするんです!」
神童「天馬が本当に意味をわかって日本語を使ってるのか気になるが・・・たとえば?」
松風「南沢先輩とか俺とか」
剣城「同じ人種ってことで即却下」
松風「ひどっ!!でも正論だから言い返せない!!」
神童「・・・・・・。」
剣城「ほら見ろ。やっぱり無理じゃねーか」
松風「そ、そんなこと無いよ!もう一人、対抗出来そうなとっておきの人物が居るもん!!」
神童「・・・本当か!?誰だそれは!!?」ぱぁっ
松風「剣城です!!!」
剣城「は!!?」
松風「だって剣城だって(京天の時は)一応攻めだし、他サイトさまではたまに変態キャラになってるし、見た目厨二すぎるけどかっこいいし、ツンデレもといクーデレの剣城だったら神童先輩もマネできますよ!!」
剣城「かっこいいって言ってるけどお前それほとんど悪口だよな?」
神童「な、なるほど・・・確かに!」
剣城「いや、納得しないでください」
松風「でも1番神童先輩のキャラを壊さず攻めとして対抗できそうでしょ?」
剣城「・・・・・・俺のマネって具体的に何するんだ」
松風「そりゃあもちろん地獄の鬼も泣いて逃げ出すくらい非情に冷たくあしらうんだよ。いつも俺にしてるみたいにね!」
剣城「お前実は根に持ってんだろそうだろ絶対」
神童「でも・・・冷たくあしらうくらいならもう何百回もやったぞ?」
松風「甘いですね神童先輩。ここからが重要なんですよ。冷たくあしらって散々傷つけた後に必要なのはさりげない優しさと愛です。つまりはデレ!それも色気を交えてかっこよく!!!!」
神童「そ、そうなのか・・・!!」メモメモ
剣城「どこに感心する要素があるのかわかりませんがとりあえず天馬が俺をどういう風に見てんのかはよく分かった」
松風「ってことで神童先輩、剣城になりきる為のポイントは3つです。まず『基本的に無口でそっけなく笑わない』、次に『口調も態度も冷たく仕草が大人びている』、最後に『デレの時は色気を出して大胆にかっこよく決める』です!!」
神童「わ、わかった」
松風「それと、最大の注意として神童先輩、くれぐれも『ひゃあ』とか『やだ・・・っ』とか、赤面したり泣いたりしちゃダメですよ?一瞬で霧野先輩の変態モードが発動しますからね」
神童「・・・気をつける・・・」ぞっ
松風「ひたすら強気でかっこよく大胆に!!自分が泣くんじゃなくって相手を鳴かす勢いで演技するんですよ!!」
剣城「おい待て一部変換おかしいだろ!!?」
神童「・・・あ、ああ!!俺は復讐の為に鳴かせてみせる!!」
剣城「いや、アンタまでボケないでくださいよ」
松風「その意気です!それじゃあ早速レッツゴーです!!」
神童「よしわかった行って来る!!!!」たっ
松風「頑張って攻めになってきてくださいね〜」ハンカチを振る
剣城「・・・疲れたから俺はもう何も言わない」