※もし25話の彼等が役として演じてたとしたら
※キャラ捏造&崩壊(特に雪村)注意










白「彼は俺たちシードも認める、素晴らしいストライカーに成長しました」

吹「…っ!」

白「その力、試合で存分にお見せしましょう」

吹「まさかキミも、フィフスセクターに…っ!」

………

雪「……ッやっぱり俺には無理です…できません!」

『…はいカット!
雪村君困るよ…そこで吹雪君の手を払ってくれなきゃ』

雪「すみません…けど俺に吹雪さんの手を払うなんて事、できません」

吹「雪村…優しいんだね
でも、これ以上NGやったら皆に迷惑を掛けちゃうよ
僕なら大丈夫だから、力一杯やってほしいな」

雪「吹雪先輩…」

吹「少し休憩しようか、疲れちゃったよね
すみません、休憩いいですか?」

『わかった、じゃあ10分後さっきの所から始めるよ』

吹「はい、ありがとうございます」

雪「……ッ」



―――休憩中―――



雪「はぁ…(俺、どうすればいいんだろう…)」

白「どうした雪村、お前らしくない…」

雪「…いくら演技とはいえ、吹雪先輩の手を払う事なんてできない…」

白「ああ…(こいつ吹雪コーチ大好きだからな…)」

雪「でもこれ以上、吹雪先輩に迷惑を掛けるのは嫌だ」

白「(俺もいい加減あのシーンばっかり撮り直しされるのは困るのだが…)」

雪「でも吹雪先輩の綺麗な手を払って、もし痛くさせたりしたらと思うと…」

白「過去に足骨折したり、腹シュート食らった人だから大丈夫だとは思うんだが…」

雪「おいちょっと待て
"腹シュート"って何の事だ?」

白「知らないのか?吹雪コーチが中2の頃、豪炎寺修也によって腹にボールを蹴り込まれた…」

雪「なん…だと……っ!?」

白「知らなかったのか…なら、見るか?今休憩中だし、つべで携帯からその時の映像が見れるぞ…
…っと、これだな」

雪「ッ!頼む白咲!良ければフルスクリーンで!」

白「……わかった…(コノヤロ…)」



―――そして休憩が終わり、収録―――



『はぁーいカット!雪村君、さっきとは別人だと思うくらいすごく良かったぞ!』

雪「吹雪先輩!手は大丈夫ですか!?痛みますか!?」

吹「雪村…大丈夫だよ
それより、演技すごいじゃないか!キミならできると思ってたけど、想像以上にいい演技だったよ」

雪「ホ、ホントですかっ!?
やった!吹雪先輩に褒められた!」

吹「フフッ、よしよし
…次の収録の雷門対白恋の試合まで、結構時間あるみたいだね」

雪「あ、あのっ、質問していいですかっ!?」

吹「ん?なんだい?」

雪「吹雪先輩は、やっぱりドMなんですか?」

吹「!?」

雪「あっ俺、実は隠れSなんで大丈夫ですよ!吹雪先輩の痛がる姿も興奮しますし!」

吹「なっ…何を言ってるの…!?」

雪「隠さなくて大丈夫ですよ、白咲があの映像を見せてくれたんで、あんなに可愛い声を聴けましたから!」

吹「ちょっ…!白咲、こっちで詳しく聞かせてもらうよ!雪村は先に撮影場所に行ってて!
……さて、どういう事なのかな」

白「すみません…嘘も方便だと思い、少々入れ知恵を…」

吹「どんな入れ知恵だい…」

白「…吹雪コーチが中2の時、エイリア学園のジェネシスと試合をしていた映像で…」

吹「ああ…あの時か、懐かしいな」

白「吹雪コーチの腹にボールが蹴り込まれた所があったじゃないですか」

吹「豪炎寺君の通称説教トルネードの事か…あれは痛かったなぁ」

白「それで、ボール食らった後の吹雪コーチの声が…妙に色っぽく聞こえたらしく…」

吹「へ!?僕そんなつもりじゃ…」

白「雪村が『吹雪先輩ってひょっとしたら痛いのが好きなドMなのかな』と…
俺は雪村がてっきり意欲的になったと思って…つい」

吹「つい…?」

白「言葉攻めにも弱そうだな、と」

吹「だから彼、さっきの撮影の時ノリノリで台詞を言ってたんだね…」

白「他にも河川敷での"一人はやだよぉっ!"のシーンも『S心が擽られる』と言ってたので、それも影響してるかと」

吹「…雪村に誤解だと言って、聞き入れてくれると思うかい?」

白「失礼ですが、無理かと」

吹「だよね…どうしよう……」

白「まあお身体に気を付けて、頑張ってください
ソフトSMなら大丈夫ですよ、きっと」

吹「そんな応援もアドバイスもいらないよ…」






―――――――

雪「手を払った時の吹雪先輩の表情、加虐心がそそられました!」

すみませんでしたっ(逃)