※性描写あり











信じられない。
まさか、君が…




今僕は窮地に立たされている。

事の始まりは僕がみんなから逃げてた時、
(だってみんな何か変な服持って、ニヤニヤして近づいて来るんだもん)


「ヤバい、追いつかれる!
けど捕まったらヤバいし…ッ」

「吹雪、こっちだ」

「風丸君!」

言われるがまま、必死だった僕は部屋に駆け込む。
数秒後には僕を追いかけて来た数名の足音と話し声。

「豪炎寺、この辺りにはいないだろ
この先の特別棟を探すのが得策だと思う」

「じゃあ手分けして探すぞ
…やはり吹雪に着てもらわないとな」

会話していた鬼道と豪炎寺、そしてあと数名の足音が遠ざかる。


彼らを捲くのに力を使い果たした僕は、大きく息を吐いて座り込んだ。


「た、すかった…」

ありがとう、と風丸君に言おうと顔を上げた僕は、

風丸君の黒い笑みと、室内に響いた施錠の音に凍りついた―――――



「明日一回だけ、吹雪がコスプレしてくれるだって!?」

「うん、前々から頼まれてたし、一着だけならいいよ」

安易に答えた僕も馬鹿だったと思う。

次の日、みんなが持って来たのは恥ずかしい服ばかり。
というか、何で女装ばかりなの!?

ごめん、無理と言おうとしたが、じりじりと近づいて来るみんなに恐怖を感じ、ひたすら学校中を逃げ回っていた。


そんな中、助けてくれた風丸君に安心し、僕はつい言ってしまった。

「陸上部のユニフォームとかならいいんだけどな」

その言葉に、風丸君は満面の笑みを浮かべた―――――



そして助けてくれた風丸君は、今こうして僕を部室の隅へと追い詰めている。

「吹雪…そろそろ観念したらどうだ」

口調はいつも通り。
しかし目はまるで飢えた獣のようにギラギラと僕を見つめる。
ああもう泣きたい。

「お願い、見逃して…」

「生憎、そんな顔されると逆に苛めたくなる」

「ひぅ…ッ」

そう言って、うずくまってる僕に優しく触れる。

今、僕は陸上部のユニフォームを着ている。
もちろん僕のではなく、目の前の風丸君の物だ。

一見普通なこのユニフォーム。
しかし、風丸君に下着を履かせてもらえないのだ。
だからこの下は裸。
羞恥に身を縮める僕を、風丸君はうっとりとした表情で見ている。

「似合ってるぜ、吹雪」

風丸君はユニフォームの中に手を入れてきた。
僕の抵抗をものともせず、手は段々と上に進む。

そしてある2つの突起に触れた瞬間、

「風丸く…あッ!!」

突如甘い刺激が僕を襲った。

風丸君を見ると、すごく楽しそうな顔をしてた。

「可愛いよ、すごくそそる」


くりくりとこねるように風丸君が指を動かす度、僕はびくびくと反応する。

いつの間にか熱を持ち始めていた僕の体はどうする事もできない。


「やらしい…
俺のユニフォームに染み作ってるぜ?」

風丸君に言われ、下を見ると風丸君のユニフォームを押し上げて染みを作る僕のソレ。

ユニフォームを汚しているのが恥ずかしくて、思わず力が抜けた。
その瞬間、僕は風丸君に押し倒れる。

この体制からの抵抗はもはや無意味だった。


ユニフォーム越しに上下され、布地が擦れて気持ちいい。

「随分イイ顔してるな
気持ちいいか?」

「あぅ、ん…気持ち…い」

「いい子だ、もっと良くしてやる」

僕ので濡れたユニフォームを脱がし、今度は直に触れてくる。
より強い刺激に声を上げた。

「ふああぁんッ!さっき、より激し…ッ」

「もっと声出していいぜ
ここには俺とお前しかいない」

「かぜ、ま、く、ん…はぁっ
何、か、出ちゃう…!」

「そろそろか…
吹雪、イけ」

言葉と同時に、僕は風丸君の手に白を放った。





数時間後、皆の前に現れたのは風丸と、やけに疲れている吹雪が風丸におぶられて連れて来られた姿だった。

「結局風丸が吹雪に手を出したんだな」

「見かけによらず下着無しユニフォームなんてマニアックだね」

各々が思い思いに感想を言う。そんな中、風丸は

「想像以上に良かったぜ」

次は本番までいきたいと、爽やかな笑みをたたえる。


「「(風丸…案外肉食系なんだな)」」

新たなチームメイトの一面に、吹雪を狙っている彼らは、一番注意すべきなのはこいつだと気づいた。





――――――

俺だって男だ、そんな事言われたら理性なんて持つわけないだろ?な風丸に油断してた吹雪の話
エロ難しい…