永遠に流れ続けて今も通過点。








(♂夢/忍卵/絡み相手未定/特殊設定/天女/南木佳士著『草すべり』より『旧盆』を読んで)


前世の記憶を持っている主人公。『どのくらい以前のまで覚えているのか』という問いには『覚えきれないほど』と答える。

国が違い、性別が違い、時代が違い、星が違い、覚えきれないほどの風景を見てきたが、どんな場所で生きても同じような人間関係が広がる。輪廻はすべてを厭きさせた。
何が起きてもそれは大抵見たことのある風景。無限の経験が欲望や感情をしまい込んだ。
ただその時代に適応した生活を繰り返す。永遠は心を無にする。


そんなこんなで室町時代。
なんか来たことあるような気がする。さて、また生きていきますか。


忍術学園にて。
ごくごく普通に生活していたら、空前絶後、天女が降りてきました。

(あれは平成時代だな)

と、天女の服装や態度や言葉遣いで平成から来たと認識。とりあえず様子を見るに徹します。みんな天女に夢中になっています。
主人公は平成を生きたこともあるので、別に何を感じることもありませんでした。ただただ、「彼女は重度のオタクで、コミュニケーション能力が極端に低く、普通のことが話せない子供」と思いました。事務的な話はともかく、彼女の言動はアニメ調だったのです。見ているほうが恥ずかしくなるくらいの浮き具合ですが、オタクなんて俗物を知らない忍たまたちはただただメロメロです。

断片的な記憶でしたが、逆ハーとか、ネオロマとか、そういう類が好きな女子高生かと主人公は認識しました。



天女に好かれるか嫌われるかはまだ思案中。




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