二人の交際後、デクとか外野目線の話で複数人いる時、
かっちゃんが携帯見て外に出るから「会いにいったのかな」って考えるnotが登場しない匂わせ話とか、
もしくはnotを連れて来るけど隣に座らないから「隣じゃなくていいの？」ってnotに聞くと「隣だと甘えたくなるから」って返される話が読みたい。

https://mobile.twitter.com/sousaku_chicken/status/1447024118994386946





ヒーローのパーティに同伴者として参加したでも、卒業プロム的なものでもなんでもいい。



「あ、心操くんもいたのね。久しぶり。卒業以来ね」

「……ここでいいのか？　付き合ってるって聞いたけど、爆豪と」

「え、なんで知ってるの？」

「緑谷から聞いた」

「ん、そう……出久くんもなんで知ってるのかしら。でも、うん、そうよ」

「いいのか、同じ席じゃなくて」

「うん。付き合ってるからって、常に一緒じゃなきゃ嫌ってほどウブな関係じゃないのよ」

「へえ」

「それに私たち、話しやすいタイプがそれぞれ違うから。私は静かに話せる人たちの方が居やすいの」

「まあ、確かに」

心操は爆豪の席を見た。上鳴、瀬呂、切島と、賑やかな面々だ。






「おい爆豪、カノジョと一緒じゃなくていいのか？　普通恋人って隣に座るんじゃねーのか？」

「ああ？　うるせぇんだよ黙れ」

「わかった喧嘩してんだろ。もしくはもう愛想尽かされた？」

「してねぇし尽かされてねぇわ！　テメェと一緒にすんな！」

「あ、ひでー！　俺が彼女欲しがってるの知ってるくせに！　おまえの性格で彼女できたのホント未だに疑問！　しかもあんなにいい子！　見ろ！　心操はモテる男なんだぞ！　振られろ！」

「振られねーわ！　死ね！」

「やー、でもいいの？　心操のことは疑っちゃねーけどさ、結構虫がついちゃうんじゃないの？　ああいう守ってあげたくなるタイプって。守ってくれない奴からもさ」

「そんくれーの見極めはつくんだよ。わざわざ別の席座ってんのに話題に出すんじゃねーよ死ね独り身ども」

「なんか……男と女のことはよくわかんねえけど信頼を感じるぜ！　男らしいな爆豪！」

「振られろ」

「殺すぞアホ面ァ！」




（聞こえてるのよね）





「爆豪。●がダウンした」

「何してやがったテメェ」

「あっちで物間とテキーラ飲み比べ。勝った途端に寝た」

「マジか強」

「じゃあ、確かに預けたぜ」

返事をせず受け取る。ぐったり。
じっと見る。
気づいて見上げる。

「お幸せに」

「はあ！？　死ね！」

「祝福なんだけど。まぁいいや」




「いきなり黙った」

「殺すぞ」



ぱち。
むく（◎が起きる音）

「お、起きた」

「私、物間くん嫌いだわ」

「あー、物間はなぁ、変な絡み方してくるよな」

「私にひどいこと言うから嫌い。でも、勝ったのよ」

何かを求めるように勝己を見る。
頭に手を載せる。
へにゃ

「ふふ、お酒強くてよかったぁ。おやすみ。終わっても寝てたら家まで運んでね」


「俺はいま惚れた弱みってのを見たぜ」

「うるせぇ死ね」




拳藤

「おい、あのモノマネ野郎、こいつになんか言ってたか」

「ああ」


「あんたのこと」


「悪口っていうか、いつもの調子で。そしたら、私が勝ったら二度とそういうこと言わないでって、あの子から勝負持ちかけたの。まぁ、酒で物間を黙らせる気だったんだろうな。心操がちゃんと届けただろ？」

「……ああ」

「大人しそうなのに、無視すりゃいいとこにムキになるの、あんたに似てるな」


「バカかよ」

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