notが小学校入る前くらいに引越しして、中学くらいで戻ってきたらif






(♀夢/英雄学/爆豪勝己/notヒーロー志望/if)



「勝己、わかんないことあったら教えてあげんのよ」

「チッ」



「おい、家逆だぞ」

「…うん。大丈夫、道は覚えてるわ」

「だったらはよ帰れや。もうほっつき歩く時間じゃねえぞ」

「そう?まだ明るいわ」

「暮れたら暗くなんの早えだろが。ガキでも知ってるわ」

「勝己くんは帰るところ?」

「おー」

「そう。じゃあ帰る」




「勝己くんどこ行ってたの」

「ゲーセン」

「知らない。どこ?」

「駅んとこにあんだろ」

「ふうん。見てなかった。明日行ってみる」

「は、やめとけ。てめぇみてえなのが来たら格好のカモだ」

「…カツアゲ?」

「んなもん自分で考えろ」



「この辺り、屋上に遊具とかステージ設置されたデパートとかある?」

「ああ?この辺にはねえだろ」

「どこかにある?」

「知るか。んでだよ」

「こないだ読んだ本にそういう場所あったから、見たいなって」

「んなもん見てどうすんだ」

「別に。想像するだけ」

「クソくだらねー」

「そう?楽しいわよ」



「ねえ、勝己って呼んでいい?昔そう呼んでた気がする」

「勝手に呼べや」

「よかった。勝己くんってなんか回りくどい感じしてスッキリしなかったのよね。私のことも好きに呼んで」

「てめぇにわざわざ言われんでもそうするっつの」

「私の名前覚えてる?」

「覚えてるわ。舐めんな」

「なに?」

「うっせぇな覚えてるっつってんだろ!黙って歩け!」

「だって一回も呼ばれてないわ」

「必要ねえのに呼んでどうすんだカス!」

「それもそうだけど。昔と今で呼び方変わらないか答え合わせしようかなって思ってたのに全然呼んでくれないんだもの」

「じゃあ一生呼ばねえから下らねえ遊びに俺を付き合わせんなクソ!」

「なんだ、残念」




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